式典終了後は場所を移動しての模擬戦闘訓練ですが、この頃には雨も上がり、晴れ間も見えてきました。米子駐屯地の模擬戦は他の駐屯地と異なり、昨年から着上陸戦闘の展示ではなく、普通科の能力を生かした対テロ/ゲリラの戦闘様相が展示されています。今年は更に進化してCQB(Close Quarter Battle/室内接近戦闘)の展示が行なわれましたが、こういう訓練を見ると、改めて自衛隊の想定する「敵」が年々様変わりしているのだなぁと感じます。
今回印象的だったのは突入チームが持っている89式小銃が、オプションとしてアンダーグリップやスコープを付けていたことでしょうか。なかなか実戦的になってきてますね。


模擬戦の準備中、第13音楽隊が演奏。


CQB装備の解説。89式小銃にはアンダーグリップとスコープが、
最近ハヤリのマウントレイルで装着されています。


ロープ渡りを披露する隊員。


屋上からラペリング降下する隊員。


こちらはロープを使って壁を“駆け降りて”くる隊員。スリル満点だ!


突入チームを乗せてゲリラの立てこもるビル屋上に近づくUH-1J。
実際には観客への安全を考慮して降下シーンは無しでした。


支援にあたるOH-6D。


屋上に降り立った(と想定した)突入チーム。
まずはミラーを使って屋内の偵察。


ロープ降下し、一気に窓を蹴やぶって屋内に突入!のシーンなのですが、
肝心の突入の瞬間を撮りのがしてしまいました。(^^;


舞台は移って、屋内を想定した訓練用のセットへ。ゲリラが突入チームを
警戒しつつ、屋内を後退していく。


屋内に潜むゲリラを掃討すべく、4人1組の突入チームが2組で潜入行動。
各人が周囲を警戒しながら進んでいく。


慎重に屋内を進んでいく突入チーム。
やがて3つの部屋があるフロアに到着。


Aチームはトラップの仕掛けられた1番の部屋へ、 Bチームは
さらに先の2番、3番の部屋を警戒している。


突入!1番の部屋はクリア!


ゲリラ達は2.3番の部屋に分かれて身を隠しているが・・・


2番の部屋へAチームが突入!


電光石火、あっというまにゲリラを射殺し部屋を制圧!


3番の部屋でもBチームが制圧完了。


さらにチームは警戒しながら奥へと進んでいく。


状況終了!駆け足で退場していく隊員達。

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