「しらゆき」艦上にて。アスロックランチャーの広報展示。


アスロックランチャーから突き出た発射レールが順番に収納され、
前方扉が閉じていく様子。
そんなことで横須賀基地でのイベントをおおいに楽しみ、15:00に基地を出ました。その後ライデンリーダーさんと別れ、私は近くにある「三笠公園」へと向かいました。せっかく横須賀まで来た以上はぜひ行っておきたいスポットだったのです。100年前に黄海海戦、日本海海戦を戦い抜き、ロシアバルチック艦隊を破るという偉業を成し遂げた東郷元帥率いる日本海軍。その栄えある帝国艦隊の旗艦を務めた戦艦「三笠」が、記念艦として保存されている場所です。どうも現用兵器にばかり目が行って昔の兵器にあまり食指の動かない私ですが、「三笠」はひと味違いましたよ。舷側にずらりと並んだ砲列、板張りのデッキ、帝国時代を彷佛とさせる豪奢な士官室や司令官公室。なんつーかこう、「戦う漢の船」てな感じでとってもイイ!!ですな。
艦のあちらこちらには赤いテーピングがしてある所があり、それが戦闘中に乗員が戦死した場所であるという説明文を読んだ時、なにやらとても感慨深いものを感じましたね。過去、日本が世界を相手に戦っていた時代が確かにあったのだと、そう強く感じさせられました。


三笠公園へ向かう途中で見つけた、「海軍さんのカレー」の総発売元、
株式会社調味商事さん。


記念艦「三笠」。菊の紋が帝国海軍戦艦の証。


舷側にズラリと並ぶ砲列。これぞ「武装」という感じで力強いです。


「勇士戦死のところ」と銘打たれたプレート。艦のいたるところに同様のものがありました。我々の先祖が、確かに世界を相手に本物の「戦争」を戦っていた証です。


艦橋から前部甲板の眺め。
東郷元帥もこのような景色を見ていたのでしょうか。


錨甲板から艦橋方向の眺め。


「皇国ノ興廃コノ一戦ニアリ、各員一層奮励努力セヨ」の信号で
あまりにも有名なZ旗が海風に翻っていました。


現在の護衛艦のベッドとは違って、昔の軍艦乗りの寝床はこのような釣床(ハンモック)でした。有名な軍歌「月月火水木金金」で「ゆれる釣床〜今宵の夢は〜♪」と歌われてますね。


豪華な士官室。


三笠の前の東郷平八郎海軍元帥の象。
なにやら“英雄の丘”の沖田艦長の銅像のようです。(^^;

さて、そんなことで記念艦「三笠」の閉館時間も近付き、私は横須賀市をあとにして御殿場市へ向かうことにしました。今夜は御殿場市で一泊して、明日は陸自富士駐屯地記念行事の見学です。はじめて訪れた横須賀基地、とても堪能できました。
〈了〉

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おまけ写真

横須賀駅にあるマスコットキャラクター
「スカレー」。“ヨコスカ”と“カレー”を
かけてるんでしょうかね・・。(^^;
でもさすが海軍と海上自衛隊の街、ちゃんと
セーラー服を着ています。