その夜は和歌山市内のビジネスホテルに宿泊し、翌朝ふたたび和歌山港へ。今日はミサイル護衛艦「あさかぜ」の体験航海です。「あさかぜ」は昭和54年竣工というベテランで、第二世代の対空誘導弾搭載護衛艦です。最近の護衛艦のようなすっきりしたデザインではなく、とかく艦橋構造物やマストや煙突まわりなど、まるで製鉄工場のようなゴチャゴチャした姿をしており、それがまた実に軍艦らしくてグ―!な艦でございます。


2日目、「あさかぜ」の朝礼の様子。なぜか1人だけこちらを向いてポーズをとっている隊員が・・・。(^^;


「あさかぜ」右舷側の3連装魚雷発射管。プレートには「68式3連装短魚雷発射管/1977年製」とありました。かなり年季が入ってます。


「あさかぜ」の旗甲板にあったエアコンの室外機。艦橋用でしょうか。ちなみに「ビーバーエアコン」でした。


タグボートに引っ張られて出港していく「いなづま」。艦が左舷側に傾いているのがわかるでしょうか。


回頭する「いなづま」


「あさかぜ」CIWSの広報展示。実際に銃身を回転させるところまで見せてくれました。
昨日に引き続いて今日もとってもよい天気。先週の防府航空祭もこれぐらい晴れていればなぁ・・・。
航海中にはCIWSと5インチ単装速射砲、およびターターミサイルの広報展示がありました。ターターミサイルはランチャーへのミサイルの装填・収納のデモをやってくれたのですが、これがなかなか迫力がありました。私はミサイルはゆっくりとせりあがってきてランチャーに装填されるものだと思っていたのですが、意外にも「シュボッ」という感じで瞬時に装填され、同時に目標方向へグルンと回頭してしまうのには驚かされました。
その後ラッパ吹奏と手旗信号の展示などがあり、お客さんの喝采をあびておりました。


「あさかぜ」後部5インチ単装速射砲の広報展示。


ターターミサイル装填の図、その1


その2


その3


その4。ここまでほんの一瞬です。


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