エプロンへ戻って地上展示機の撮影等してまわり、13:10を迎えるといよいよ午後の飛行展示開始です。まずは本日のメインといっても過言ではない、海上自衛隊のアクロバットチーム「BLANC AILE」の登場です。同チームは“海上自衛隊にもアクロバットチームを”との声に応えて編成されたもので、昨年から本格的に活動を開始しました。パイロットには山口県の小月教育航空群/第201教育航空隊の教官達があたっています。「BLANC AILE(ブランエール)」とはフランス語で「白い翼」を意味していますが、今の所これは仮称らしく、正式名称は「海上自衛隊第201教育航空隊技術研究班」というそうです。


ブランエール、整備員達のウォークダウン。


ブランエール、パイロットのウォークダウン。


2人1組でT-5に乗り込み発進準備を行なう。
使用する機体は海自航空学生の初等練習に使われるT-5練習機。将来正式にアクロバット専門チームとなることが期待されますね。そういえば空自のブルーインパルスも以前は教官パイロットによる戦技研究班でしたよねぇ。
 さて、まずは濃紺のツナギに赤いネクタイといういでたちの整備員達のウォークダウンによって演技開始。続いて8人のパイロット達がウォークダウンし、2人1組でそれぞれの愛機へ乗り込みます。やがて一斉にエンジンスタートし、同時に向きを変え、4機のT-5がタキシングしていきました。そして滑走路に到達し、3機と1機に別れてテイクオフ! 空中で4機合流してダイヤモンド隊形を整え、まずは会場左手からパス。そして今度はアローヘッド隊形に組み換え、会場正面からパスしつつ、3・4番機が観客の上でクロス! プロペラ機であるためか演技の高度がけっこう低く、それだけに大迫力ですな。観客の真上でブンブン飛びまくってくれました。


一列になって滑走路へタキシングするT-5。


テイクオフ!


ダイヤモンド隊形でローパス。


アローヘッド隊形、この後3,4番機がクロス。



エプロンに戻ってくるブランエール。

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