休憩をはさんで、第2部は真っ白な制服に身を包んだ航空自衛隊西部航空音楽隊の登場です。隊長の渡部3佐の指揮で、まずは「ドルフィン・イン・ザ・スカイ」という曲を披露。この曲は航空中央音楽隊の矢部1曹の作曲で、あのブルーインパルスをテーマにした曲だそうです。フルート奏者でもある矢部1曹は他にも「March April May」という曲を作曲しており、この曲は93年度全日本吹奏楽コンクールの課題曲にも選ばれたそうです。この辺からも自衛隊の音楽隊が非常にレベルの高い集団であることがうかがえますね。


航空自衛隊西部航空音楽隊の隊長、渡部3等空佐。

2曲目以降は「スウィングの王様」と謳われたベニー・グッドマンの活躍した時代を背景に、以下の曲が演奏されました。

1 レッツ・ダンス(バルドビッジ&ストーン&ボニーム)
2 ワン・オクロック・ジャンプ(C.ベイシィー)
3 イン・ザ・ムード(J.ガーランド)
4 スリーピー・ラグーン(E.コーツ)
5 インドの歌(N.R.コルサコフ)
6 メモリーズ・オブ・ユー(E.ブレイク)
7 シング・シング・シング(L.プリマ)


コンサートマスターでもある安田2曹のクラリネットソロ。

普段ジャズは聴かないワタクシですが、それでも耳に覚えのある曲が何曲もありました。パフォーマンス色の強かった第2混成団音楽隊とは対照的に、終始正統派な演奏で聴衆を魅了した西部航空音楽隊。その後アンコールに応えテレサ・テンの「時の流れに身を任せ」と曲名がわかりませんでしたがもう一曲演奏して、本日の定期演奏会も終了です。


香川県立香川中央高校吹奏楽部の学生さんから花束贈呈。


アンコールに応え「時の流れに身を任せ」を演奏。


観客からの大きな拍手を受ける音楽隊。


第2部の演奏も盛況のうちに終了しました。
いや〜、すばらしい2時間でした。どこの国の軍隊でも音楽隊、あるいは軍楽隊というのは儀式や祭典には付き物。ある意味、その国の軍隊の顔であるとも言えます。音楽隊を見れば、その軍隊の練度を推し量るバロメーターにもなります。自衛隊音楽隊のレベルの高さを見れば、自衛隊がいかに訓練された集団であるかがおのずとわかると言うものでしょう。とヨイショしておいて(^^;、また来年も観に来たいなぁ、と考えつつ家路につきました。
〈了〉


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