砕氷艦「しらせ」一般公開 in サンポート高松

「しらせ」を見てきました!


先日9月30日(金)。我が地元高松市の玄関口である高松港「サンポートたかまつ」に、海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」が入港しましたので見学してまいりました。毎年この時期、訓練を兼ねて各地を巡業している「しらせ」ですが、昨年は今治に入港したのが記憶に新しいところです。今回の寄港はサンポート高松のグランドオープン1周年を記念して企画されたもので、周辺では他にも様々なイベントが催されていたようです。ま、私にとってはそんなものはどうでもよし。サンポートの1周年とかもどーでもよし。( ̄▽ ̄ 「しらせ」が見学できればそれでよいのです。
自衛艦がサンポートに訪れ、一般公開されるのは5月の掃海艦隊入港以来です。地元高松の住人としてはぜひお出迎えに行かねば!ということで、朝09:15頃、サンポート高松へ向かいました。私が現地へ到着した時には既に沖合い2kmほどのところに「しらせ」の姿が見えておりました。突堤の先端、赤灯台のところで先着していた四国自衛隊ファンのお仲間達と合流し、次第に近づいてくる「しらせ」をお出迎え。やがてその姿がだんだんと大きくなり、ついに09:55、サンポート高松2万トン級バースに接岸。いらっしゃい、「しらせ」!


高松港の沖合いに姿を現した「しらせ」。
10時過ぎからは「しらせ」前で歓迎式典が催され、海上自衛隊呉音楽隊による演奏などが行なわれました。午後からは艦内が公開されましたが、対象は小中学生という事で、一般の公開は翌10月1日・2日の予定となっていました。が、聞いてみると今日も一般の方でも乗艦できますよ、との事でしたので私も艦内探訪することにしました。「しらせ」は昨年の今治でも見学をしましたが、その時とは違い今回は観測隊員公室も公開されていました。あらゆるものが艦の動揺に耐えられるように、床や壁に固定されているのが印象的でした。艦橋では大勢のお子様に混じって私たちも隊員さんのお話を聞かせていただきました


次第にその姿が大きくなってくる。


赤灯台のそばを通過し、高松港へ入港する「しらせ」。


右舷側にはこのような垂れ幕が。高松市民としてはうれしいですねぇ〜。


サンポート2万トン級バースにゆっくりと接岸。


歓迎式典のため、海上自衛隊呉音楽隊が入場。


華麗な演奏を披露する呉音楽隊。


行進曲「大平洋」、「国民の象徴」などを演奏しました。


呉音楽隊の奏でる「軍艦行進曲」に迎えられ、乗組員が艦から降りてくる。


整列する乗組員達。


「しらせ」歓迎の辞を述べる増田高松市長。


お礼の言葉を述べる「しらせ」艦長、大平1等海佐。

見学者用のタラップを「しらせ」の巨大なクレーンで降ろす様子。


サンポートシンボルタワーの30階から「しらせ」を臨む。


5000トン級岸壁、ブルーラインのフェリー乗り場付近からの撮影。


艦内通路。去年の今治でも感じたことですが、護衛艦と違って
通路は広くて突起物も少ない作りになっています。


艦内の理髪店「タイガーカットハウスしらせ本店」。


去年は見られなかった観測隊員公室。


ヘリ格納庫内で展示されていたYAMAHA製のバギー、「しらせ2号」。


こちらもYAMAHA製のスノーモビル「しらせ3」。


今年も展示してありました。水深5000mの水圧でキュッと小さくつぶされた
カップヌードルの容器。ミニチュアみたいです。


南極の氷。触ると、氷の中に閉じ込められた太古の空気が
プチプチと弾けるのがわかります。


飛行甲板で展示されていたS-61A多用途ヘリ、#8187。
元HSS-2Bの8159号機です。


「しらせ」の見学に訪れた小学生達。私達に向かって手を振ってた子が
何人かいましたが、乗組員と間違えたのだろうか・・・。(^^;


「しらせ」艦橋。端から端まで狭い護衛艦の艦橋を見慣れている私にとっては、
桁外れに広く感じます。


「しらせ」が記録した海上自衛隊艦艇の動揺記録、なんと左53度、右41度。
艦内ではいろんなものがひっくり返ったことでしょう。
よく転覆しなかったもんですねェ。


そんなことで「しらせ」の見学も終了。大変まったりと見学できて良かった事でございます。翌1・2日の一般公開では乗艦に2時間待ち、艦内でも身動きできないほどの混雑ぶりだったと言いますから、やはり今日来て正解だったようですね。「しらせ」は11月にはまた南極へ向けて日本を離れます。隊員の皆様の無事の任務遂行を祈りつつ、艦を降りました。
〈了〉


ヘリコプターのところで隊員の説明を聞く小学生。この日はこんな感じで
まったりとしていましたが、翌日の一般公開は大変な混雑だったそうです。

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