甲板のやや前寄り右舷側に、巨大な楼閣のような艦橋構造物がそびえ立っており、その前後には本艦の唯一の武装である高性能20mm機関砲CIWSが装備されております。順路にそって艦橋構造物へ入り、手術室などを横目にまずは第1揚塔管制室兼ヘリコプター管制室へ。ここはクレーン作業の管制やヘリコプターの離着陸の管制を行なう場所で、後部甲板を広く見渡せます。さらにタラップを昇ると旗甲板へ出ます。ここは後部に巨大なデッキクレーンと煙突があり、前部にマストとブリッジがあります。マストのふもとには左右に信号旗箱が備えてあり、その前に6連装のチャフ・ロケットの発射機が左右とも2基ずつ装備してあります。


ヘリコプター管制室の中。


信号旗箱とチャフ・ロケット発射機。


ブリッジ。
 ブリッジへ入って驚いたのはその広さでしょうか。これまでは護衛艦や掃海艇の狭いブリッジしか見た事がなかったので、この広さは感動ものです。ブリッジの左端には司令官席がありますが、今日は司令官は乗艦していないという事で座席にカバーはかかっていませんでした。艦を操作する計器の類もモニタ画面が多く非常に新しい感じを受けました。
 ブリッジを降りて科員食堂(休憩室)で記念に「しもきた」のスコードロンキャップを購入。空調室を通って下へ降りると、再び車両格納庫へ出ました。ここで見学コースも終了のようです。


操舵輪まわりの機器。


ブリッジから前部甲板を臨む。


艦内通路。護衛艦より多少広い・・・かな?


科員食堂


右舷側サイドランプ。車両の搬出入口である。


LCAC用ランプドア。


うしろ姿。こうしてみるとホントに空母のよう。


「しもきた」のマスト。対空レーダーや対水上レーダーなどが効率良く配置されている。


ブリッジの前部に装備されている
高性能20mm機関砲CIWS。

外へ出てからもう一度艦の全体像を撮影して15:00、帰宅の途についたのでありました。基地祭などのイベントのように内容があるわけではありませんが、今回の艦艇一般公開のようなのもいいもんですね。今後もこういった機会をどんどん増やしてほしいものです。実はこの「しもきた」は3日後にふたたび目にする事になるのですが、それはまた次のレポートで。<了>

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艦橋構造物。