海上自衛隊護衛艦「いしかり」「ゆうべつ」一般公開 in 松山港


「いしかり」「ゆうべつ」を見てきました!


サンポート高松で掃海艦隊を見学した翌日、5月30日(日)。予定ではこの日、航空自衛隊防府南基地の開庁記念祭へ遠征するはずだった私。しかしこの数日前に当サイトのBBSに書き込まれたとある情報によって、急きょ予定は変更されました。
「松山港に“いしかり”と“ゆうべつ”がやってくる!」
護衛艦「いしかり」と「ゆうべつ」。大湊地方隊の第27護衛隊に所属するDE級の護衛艦で、西日本ではおそらく滅多に見られないであろう大変レアな艦です。艦齢もすでに20年を経過している事から、今回のチャンスを逃すと、もう二度と見る事はできないかもしれません。こりゃー、防府南をキャンセルしてでも行っとかなきゃならんでしょう!というわけで、私は一路高松道を西へ。松山港外港第1埠頭へ到着すると、そこには中央船楼型という現用の護衛艦としては珍しい艦型をした2隻が停泊しておりました。


松山港に停泊する護衛艦「いしかり(右)」と「ゆうべつ(左)」。
共に大湊地方隊の第27護衛隊に所属する。「ゆうべつ」は「ゆうばり」
型の2番艦で、「いしかり」に比べ6mほど全長が長い。


中央船楼型というめずらしい艦型。第1甲板と
艦橋構造物の間にもう1層構造物がある。


「いしかり」艦橋前部に搭載されたボフォースロケットランチャー。
「飛んでいくロケット弾が肉眼で確認できるんですよ」と
隊員さんが言ってました。


「いしかり」「ゆうべつ」の艦尾。


「いしかり」「ゆうばり」型に特徴的な艦尾最後部に搭載されたハープー
ン対艦ミサイルのキャニスター。本来は片側4基、計8基搭載される。


「ゆうべつ」艦橋構造物の右舷入口を入ってすぐのところにある、
士官食器室。生活感にあふれています。


「ゆうべつ」の神棚。航海の安全を祈願しています。


「ゆうべつ」の艦橋。


「ゆうべつ」の後部甲板。


「いしかり」の艦橋。
てなことで、一通り艦内を見学し終えた頃、にわかに雨が降り始めたので早々に退散。今日は防府南でも天候悪化のために飛行展示が軒並みキャンセルになったという事ですから、やっぱりこちらへ来て正解だったようです。
ただ残念な事に、松山港は写真撮影には向いていないのか高松港のようにいい角度で撮影できるスポットがないんですよね。艦の前には地連のテントが張られていたし、「いしかり」「ゆうべつ」が2隻横付けで停泊していた事もあり、結局2艦の全景図的なショットは撮れませんでした。両艦が退役するまでになんとかもう一度お目にかかり、できれば洋上に浮かぶ優美な姿を撮影したいものです。
〈了〉


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