陸上自衛隊 高知駐屯地 創立40周年記念行事


高知駐屯地祭に行ってきました!


2月19日(日)、この日、高知県は香我美町に所在する陸上自衛隊高知駐屯地において、創立記念行事が挙行されましたので遠征して参りました。私としては2006年のイベント遠征始めとなりますが、前回の第2混成団音楽隊定期演奏会からまだ2ヶ月も経っていない上、たぶん次の遠征までも2ヶ月近くかそれ以上あるという事で、ちょっと中途半端な時期の遠征となってしまった感があります。そもそもこの高知駐屯地祭も例年であれば3月末頃に行われているのですが、今回は2月も半ばという事でいつもより1ヶ月以上早い挙行であったのでした。今日はどんよりと重い雲のたれこめたちょっと残念なお天気ですが、予報では雨と言ってましたし、降ってないだけよしとしましょう。
さて、四国4県を警備担当区域とする陸上自衛隊第2混成団は、いよいよ3月に第14旅団へ改編されます。情報によれば3月下旬には旅団編成完結式が善通寺駐屯地において挙行されるということで、今回の高知駐屯地祭が第2混成団としての最後の記念行事ということになりました。
さて、09:00過ぎに高知駐屯地へ到着し、まだほとんど人のいないグラウンド脇で始まっていた装備品展示をまったりと見学開始。第2混成団では旅団化へ向けて着々と新装備の配備が進んでいるようで、ここでも93式近SAM等、これまで混成団にはなかった装備品を見る事ができました。87式偵察警戒車もピカピカの新車を持ってきており、部隊の増強を感じさせました。
10:00からは記念式典開始。常装を着用していた昨年までと違って、今回の観閲部隊は迷彩服に小銃を携えて整列しました。また、前日に中部方面音楽まつりが挙行されたため残念ながら第2混成団音楽隊の参加はありませんでした。続いて観閲部隊指揮官と隊旗が入場、その後執行官である第2混成団施設隊長・重村二等陸佐が登壇、さらに国旗が入場しました。式典は通例通り巡閲、執行官式辞、来賓祝辞、感謝状受賞者紹介、来賓紹介、祝電披露、国旗退場と続き、観閲部隊退場となりました。
部隊が退場した後、アトラクションとして訓練展示が行われました。まずは旅団化に伴い、施設隊に新しく配備されたという掩体掘削機のデモンストレーション、その後駐屯地隊員による徒手格闘が披露されました。


高知駐屯地正門。


隊舎前に集合する観閲部隊。


スカーフをしていないので駐屯地業務隊でしょうか?


入場する観閲部隊。


整列する第2混成団施設隊。迷彩服に施設科を表すエンジ色のスカーフを着用。


観閲部隊指揮官入場。


観閲部隊指揮官に対し敬礼。


答礼する観閲部隊指揮官。


敬礼する観閲部隊に対し答礼する執行官、第2混成団施設隊長兼ねて
高知駐屯地司令、重村二等陸佐。


国旗入場。


重村二佐による巡閲。徒歩での巡閲とは珍しいですねー。


今日は音楽隊がいないので、「巡閲の譜」も録音したものを使っていました。


重村二佐による式辞。駐屯地の40年の歴史、平和の式典であるトリノ五輪の話と、振り返ってわが国を取り巻く不安定な安全保障環境、および旅団化に関する話を述べられました。


式辞に傾聴する施設隊の隊員。


小さな小さな高知駐屯地ですが、地元出身という事でこのような大物議員もやってきます。衆議院議員、中谷元・元防衛庁長官による祝辞。テロリストやならず者国家による脅威に対する戦い、自衛隊は国内において唯一その任務を担う事ができる集団である、と述べられました。


参議院議員、田村公平氏による祝辞。息子さん?が海上自衛隊の幹部候補生学校に入校されたエピソードなど話されました。


衆議院議員、西本勝子氏による祝辞。

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