14:00、いよいよ待ちに待ったUS-1Aの体験搭乗。飛行にあたっての説明を受けたあとUS-1A/84号機に搭乗し機体のほぼ中央の区画に他のお客さんと向い合せに座って出発を待ちます。外から見るとすごく大きな飛行機ですが、機内は意外に狭い印象を受けました。さらに自衛隊機ですから窓も少なく、外の様子は小さなバブルウインドウから伺い知る事しかできませんでした。やがて先行する2機に続いて滑走路までゆっくりとタキシング。14:45、プロペラの回転が速くなり、身体に伝わるビリビリという振動がより強くなると同時に離陸滑走が始まり、ググッ、と身体が機体後方側へ引っ張られたかと思うと、フワリと機が浮き上がるのがわかりました。上空500mに達したところでベルトを外し、機内を自由に動いて見学。バブルウインドウから眼下を見おろすと、安芸灘の島々が美しく見えておりました。


いよいよ体験飛行。第4格納庫から搭乗場所までバスで移動。


私が座った座席はこんな感じです。キャンバス張りのシートにネット状の
背もたれといういかにも軍用機な作り。機体のほぼ中央の区画にあります。


機内後方から前方方向。外観の見た目と裏腹に、内部は結構狭いです。


バブルウインドウから眼下を見下ろす。安芸灘の島々が美しい。


コクピットで操縦桿を握るパイロットさん。


安芸灘を一周し、基地上空で旋回。中央に第4格納庫が見えています。


こうして体験搭乗も終了。素晴らしい空の旅でした。ありがとう!84号!


MH-53Eも最後の体験飛行を終え帰投してきました。


外来組のRTBが始まります。滑走路へタキシングしていくT-4。


テイクオフ!


もう一度基地上空に進入しバイバイフライト。滑走路上ではなく私達の真上を翼をバンクさせながらハイスピードパス!すごい迫力でした!


滑走路へタキシングするU-125A。


テイクオフ!こちらはおとなしく帰っていきました。


会場では片付けが進んでいます。
こうして20分の楽しい空の旅を終え、15:05、岩国基地に帰投。機を降りるとすでに4格前のエプロンでは片付けが始まり、外来機のRTBの準備が始まっていました。今回は築城のF-15DJはお泊まりのようで、新田原のT-4とU-125AのみがRTBしましたが、301飛行隊のT-4は離陸したあとバイバイフライトで私達の真上をハイスピードパス! こんな所を飛んでいいのか、というくらいの低さと速さに驚かされました。空自の航空祭でもこんなの見た事ないや。サービス精神旺盛だなぁ、301飛行隊。(^^;
さて、そんな事で本日の基地祭も終了。災害派遣の中、基地祭を開催して下さった海自岩国航空基地のみなさん、まことにありがとうございました。また来年も体験搭乗のチケットを当てて、ぜひ訪れたいと思います。
〈了〉


牽引車に曳かれていくUP-3D。さぁ、私達も帰りましょう。

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おまけ写真

第1格納庫で見つけた気合いの入りまくった標語。