第2部・式典

 そろそろ式典の始まる時刻です。第3格納庫では本日の式典に参加する海上自衛隊員たちがすでに整列しておりました。全員、白い詰め襟の常装第1種夏服を着用しています。いや〜、「愛と青春の旅立ち」みたいでかっこいいなぁ。白詰め襟は海軍制服の中でもピカいちに映えますね。会場となる第2格納庫前ではこちらも第1種夏服に身を固めた呉音楽隊の隊員達が待機し、国旗と自衛隊旗を持った隊員と小銃手が行進のリハーサル中でした。


入場行進する岩国基地の幹部隊員達。白詰襟がかっこいい!
やがて09:54、式典に参加する隊員達が整然と隊列を組んで入場してまいりました。幹部を先頭に曹、士、事務官の順に続きます。招待者の席には米海兵隊の将校の姿も見えますね。10:00を少し回って整列が完了すると、いよいよ海上自衛隊岩国航空基地開隊29周年記念式典の開始です。
 まずは国旗と自衛隊旗の入場、国歌吹奏と敬礼に始まり、第31航空群司令・宮本海将補の式辞、岩国市長(市議?)や参議院議員の先生の祝辞、祝電披露などが続きました。


来賓席の海兵隊将校。


登壇する国旗と自衛隊旗。


式辞を読み上げる第31航空群司令、宮本海将補。
そして岩国航空基地に所属する航空機の祝賀飛行です。整列していた隊員達が一斉に回れ右をして空を見上げる中、会場の前方の海上を、かなりの低高度で各機がパスしていきます。まずは第111航空隊のMH-53E掃海・輸送ヘリの3機編隊、次に第91航空隊のLC-90連絡機1機、第71航空隊のUS-1A救難飛行艇の3機編隊、第91航空隊のU-36A多用機(訓練支援機)2機、UP-3D多用機(電子戦訓練支援機)1機、第81航空隊のOP-3C画像情報収集機、最後にEP-3電子戦データ収集機1機が飛行を行いました。U-36Aは本当は3機編隊で飛ぶ予定だったらしいのですが、1機が諸事情で飛べなかったらしいです。
 祝賀飛行が終わると来賓の紹介があり、最後に国旗と自衛隊旗が降壇し、隊員達も退場して式典は終了です。


3機編隊でパスする第71航空隊のUS-1A救難飛行艇。


第91航空隊の連絡機LC-90


第91航空隊のU-36A多用機。


第91航空隊のUP-3D多用機。


第81航空隊のOP-3C画像情報収集機。


第81航空隊のEP-3電子戦データ収集機。


式典終了前、国旗と自衛隊旗に敬礼!

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