状況終わりのラッパが高らかに鳴り響く。


訓練展示終了を報告する中隊長。


訓練場から駐屯地へ向かう74式戦車。見送る私達の傍に乗員の家族がいたらしく、目の前でしばらく停車してくれました。サービス精神旺盛です。


訓練場から戻ってきた87式偵察警戒車。


装備品展示では昨年の富士駐屯地祭からとんと見なかった「対人狙撃銃」が展示され目を引いていました。富士駐屯地の時には見るのがやっとだった新装備ですが、今回はしっかり触ったりボルトを引いたり照準眼鏡を覗いたり、たっぷりと堪能しました。珍しい展示物としては「携帯電話機1号 JTA-T1」や「85式携帯無線機1号」などの通信装備がありました。JTA-T1は2台用意され、実際に通話ができるようになっていました。またイラク派遣隊員の着用している防弾チョッキなどもあり、セラミックプレートがフルに入った状態で私も着用させてもらいました。「隊員でも一度つまずいたら、重さでそのまま倒れてしまいます」と説明を受けましたが、 ホントにめちゃくちゃ重かったですね。重量バランスの配分がいいのか、いったん着てしまうと割と動きやすい印象でしたが・・・。第7普通科連隊レンジャー隊の歴史を綴ったパネル展もあり、そのそばではタクティカルベストを着用した隊員さんがM4A1 R.I.Sにナイツのプロサイレンサーを装着したトイガンを持って立っていました。新設される特殊作戦群ではM4が採用されるそうなので、その関係でその銃を持ってるのかと思って聞いてみると、「いや、単に雰囲気で」という事でした。( ̄▽ ̄<お
隊舎の裏手では長年探し求めていた「野外炊具1号“改”」を発見。先週の三軒屋駐屯地でも見かけましたが幌がかかってて全体像を見られず残念な思いをしていたので、ここで見られたのは大収穫でした。


軽装甲機動車の体験搭乗。


85式携帯無線機1号JPRC-F11。この手の無線機が展示されているのは初めて見ましたが、これはもう旧式のタイプのようですね。


携帯電話機1号 JTA-T1。解説パネルではJTA-T8-Bと紹介されていましたが、T8の方はたしか前面の転把がなかったはず・・・。


第7普通科連隊/第3中隊の89式5.56mm小銃、弾倉付きで展示。


5.56mm機関銃MINIMI。


第7普通科連隊/第3中隊の62式7.62mm機関銃。まだまだ現役なのでしょうか。


今回の目玉のひとつ、第7普通科連隊/第2中隊の対人狙撃銃。発射の際のガス圧によって排莢・次弾装填する自動小銃等と違って、ボルトアクション式の銃は発射のパワーを全て「撃つ事」に使えるのがいいところです、と隊員さんが話しておられました。


遊底部(ボルト)を引いてみたところ。けっこう力を入れないと引けないものかと思っていたのですが、意外にも「スコン!」と拍子抜けするくらい軽く引けてしまいました。(^^; 隊員さんにも「そんなに力を入れなくても大丈夫です( ̄∀ ̄」と言われてしまいました・・。照準眼鏡は非常にクリアに見えました。


第7普通科連隊/対戦車中隊の79式対舟艇対戦車誘導弾、発射機1型。


第7普通科連隊/第2中隊の81mm迫撃砲L-16。


第7普通科連隊/重迫撃砲中隊の120mm迫撃砲RT。


イラク派遣隊員も使用している戦闘防弾チョッキ2型。小銃弾くらいなら防げると「言われている」そうです。プレートをフルに入れると持ち上げるのもけっこう大変でしたが、着てしまうと立っているだけなら割と楽に感じました。ただこれを着たまま転んだりすると起き上がるのは大変そうです。イラク派遣部隊の隊員さんも宿営地の中にいる時は着用はしていないそうです。

個人用防護衣。有毒ガス、液滴および空気中を浮遊する微粒子状物質から全身を保護するために使用します。

レンジャー隊のテント付近にいた隊員さん。タクティカルベストに小銃はバーティカルグリップ、ナイツのサイレンサー付きM4A1R.I.S。カッコよすぎる・・・。

こちらもレンジャー隊テント付近にいた隊員さん。ギリースーツにM203グレネードランチャー付きのM4(しかも迷彩ペイント)。もはや自衛隊員には見えません。

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