陸上自衛隊 第2混成団音楽隊 第24回高松定期演奏会


第2混成団音楽隊演奏会に行ってきました!


年の瀬も迫った12月12日・日曜日。この日我が地元、香川県は高松市に所在する香川県民ホールにおいて、陸上自衛隊第2混成団音楽隊による定期演奏会が催されましたので、行ってまいりました。私にとってはこの演奏会が2004年自衛隊イベントの締めくくりとなります。
正午、自転車で香川県民ホールへ到着し10ですさんと合流。13:00の開場でホールへ入り、1階席のほぼ真ん中あたりを確保して開演を待ちました。
14:00、会場も満席となり、いよいよ第2混成団音楽隊定期演奏会の開演です。まずはいつも通り「君が代」の吹奏があり、続いて自衛隊50周年記念行進曲「凱旋」から演奏が始まりました。以下、第1部・第2部で演奏された曲目は以下の通り。


第1部 華麗なるシンフォニックサウンド
♪鷲の舞うところ(S・ライニキー)
♪トロンボーンのための交響的小品 作品88(A・ギルマン)
♪ハイランド讃歌より(P・スパーク)
 I.アルドロス城
 II.ストラスキャロン
 III.アラデール
 IV.ダンドネル

第2部
♪子供のための音楽物語「ピーターと狼」(S・プロコフィエフ)
♪ボレロ(M・ラヴェル)

「ピーターと狼」は紙芝居形式で、隊員の達者なナレーションとともにお子様にも楽しめる内容となっておりました。またラヴェル作曲の「ボレロ」は奏者が舞台袖や2階席など色々なところに出現して演奏するという演出が印象的でした。この曲は同じフレーズを延々と19回も繰り返して、静かな演奏から次第に大演奏へと発展する曲です。正直なところ、今まで何度も聴いていながら私としてはあまり好きな曲ではなかったのですが、今回生の演奏を聴いてガラッとこの曲に対する印象が変わりましたね。入れ替わり立ち替わりで登場する楽器が少しずつ加わり、次第に組み立てられていく緻密な曲作り。最後の1フレーズが終わった瞬間に、無意識に拍手してしまいました。
すべてのプログラムが終了してからも鳴りやまない拍手に応えて演奏されたアンコール曲は、行進曲「海を越える握手」。演奏前に音楽隊長・酒井1尉の挨拶にあった「2005年、世界が笑顔で過ごせるように」との思いが込められた素晴らしい1曲でした。


【2004年総括】
今回の演奏会をもって、私の2004年自衛隊イベント遠征も全て終了です。3月の高知駐屯地にはじまり今回の演奏会まで、東は横須賀から西は鹿屋まで、実に30件のイベントに参加できました。これまでの年間遠征回数としては最多ですし、距離的にも例年よりさらに遠方へ足を伸ばすことができました。
往復1000kmのマイカー遠征最長距離を達成した鹿屋。雨に泣かされた美保、舞鶴、浜松。特に浜松は、せっかくの来日だった米空軍サンダーバーズも飛ばず残念でした。逆に、雨の予報を覆して奇跡的な晴れとなった大阪湾展示訓練に小松航空祭。3日連続のイベント遠征となった横須賀、富士、高知港。気合いの入りまくった展示飛行を見せてくれた築城に新田原。そしてなにより、今年最大の感激だった「富士総合火力演習」。どれも印象的なイベントばかりで、思い出せばつい昨日の事のような気がします。
今年は特に防衛庁・自衛隊50周年という節目の年であり、各イベントもそれを意識したものが多かったように思います。特に航空自衛隊では各基地・飛行隊でカラフルな50周年記念塗装機が登場し、私達を楽しませてくれました。また、個人的には某掲示板や当サイトを訪れてくださった方とお会いすることができ、大切なお仲間がたくさん増えた年でもありました。総じて、今までで最高の1年であったと思います。
さて、酷使しまくった身体と機材のメンテ、ホコリのたまりまくった部屋の掃除( ̄▽ ̄;;、そして貯金もして、2005年春のイベントシーズン開幕へ向けしばし休息する事といたしましょう。
〈了〉

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