第3後方支援連隊/第2整備中隊/高射特科直接支援隊のミサイル修理車もしくは電装品修理車と思われる、シェルタを搭載した3 1/2tトラック。 |
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第3後方支援連隊/第2整備中隊/高射特科直接支援隊の行進。以上で観閲行進は終了です。 |
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観閲行進のあと訓練展示の準備が整う間、第3音楽隊による音楽演奏が実施されました。この音楽演奏の間に、計画していた通り会場東側から南側へ見学場所を移動。同じ事を考えていたらしいマニアの人達がすでに大勢詰めかけており、残念ながら最前列というわけにはいきませんでしたが、訓練展示において一列に並ぶ榴弾砲が最も美しく見えるであろう場所を確保する事ができました。光線状態も最高。しかし、これが後々裏目に出る事に…。
音楽演奏が終わり、11:12から訓練展示開始。内容的には昨年と同じく、特科火力を中心とした各職種連携による陣地攻撃の様相が展示されました。航空偵察からレンジャーの潜入、地上偵察へと場面が進み、いよいよ高射部隊と特科部隊が進入するというところで、警備の隊員から「ここは危険なので移動してください!」との指示が…。どうやら私達の居る場所は榴弾砲による空包射撃の危険エリアらしく、押し出される形で安全地帯への移動を余儀なくされてしまいました。他のお客さん達と慌てて移動してみたものの、行き着いた先はちょうど榴弾砲が半分隠れて見えるくらいのバックネットの裏。特科部隊の後ろに控える高射部隊にいたってはほとんど見えない感じです。うわ〜こりゃ失敗したなぁ、と思いましたが、与えられた状況で最善の努力をすべし!と気を取り直して見学を再開いたしました。砲口の先から移動した事でむしろ榴弾砲自体には近い場所となったため、目の前で発射される空包射撃の迫力を全身で体感できました。なんといっても空中に舞った空包の燃えカスが頭上から降り注ぎ、全身カスまみれになるほどでしたから、自衛隊ファンとしてはまさにたまらない状態でございます。この近さで榴弾砲の射撃を見るのは久々だったと思いますが、今日ばかりは戦車砲の音の方が小さく聞こえました。 |
第3音楽隊による音楽演奏。この間に急いで見学場所を移動しました。 |
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訓練展示部隊指揮官の第3特科隊/第2中隊長が82式指揮通信車で入場してきました。 |
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「訓練展示、開始します!」部隊指揮官が観閲官に展示開始を報告。 |
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第3特科隊/第3中隊のラッパ手による、状況開始のラッパが鳴り響きました。 |
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まずは敵陣地に対する航空偵察。第3飛行隊のOH-6Dが進入しました。 |
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続いて第3飛行隊のUH-1Jが進入。 |
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最初にレンジャー隊員2名が前懸垂降下で降りてきました。 |
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続いて4名のレンジャー隊員がリペリング降下。 |
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降下したレンジャー隊員は即座に潜入行動を開始。 |
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続いて地上偵察を行なうため、偵察部隊が進入してきました。第3特科隊/情報中隊のオートと第7普通科連隊/第5中隊の軽装甲機動車が前進します。 |
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先陣を切るのは第3特科隊/情報中隊のオート2輛。 |
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第3偵察隊の87式偵察警戒車も車載機関銃で威力偵察を実施します。 |
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オートを盾にして小銃射撃。敵の出方を伺います。 |
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「こちら偵察隊、敵警戒部隊後退!」敵警戒部隊が後退した模様です。偵察部隊は引き続き敵陣地解明のため前進を続行。 |
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敵陣地から敵兵がひとり出てきました。双眼鏡で我が方の監視をしている模様。 |
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そのとき銃声が2発。我が方の狙撃手がこの敵兵を狙撃し、弾が命中した模様です。この携帯偽装網を着込んだ隊員は、第3特科隊のレンジャー隊員で、使った銃は対人狙撃銃ではなく89式小銃のようです。 |
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実はこの狙撃手、朝からずっと隠密に潜伏していました。式典開始前の08:55頃に私達の目の前を歩いて行って写真のような体勢をとったのでこちらも気付く事ができたのですが、そこから狙撃をした11:21頃まで、実に2時間25分も身動きひとつせず潜伏していた事になります。すごい忍耐力です。 |
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倒れた敵兵を、別の敵兵が警戒しつつ陣地内に収容しています。我が方の狙撃により敵を1名戦線離脱させる事に成功しました。このように、周到な準備とわずかな機会を活かす狙撃の任務は重要なものであり、その成果によっては我が方の状況を有利にすることができます。 |
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続いて、第3高射特科大隊の訓練展示指揮官車が進入し、陣地の偵察を行ないます。
「短SAM・近SAM班、対空戦闘、射撃準備。射撃方向4800、特科中隊を援護せよ。低空レーダーは監視準備!」 |
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第3高射特科大隊の装備する81式短距離地対空誘導弾が2輛進入。この誘導弾は自ら敵航空機を追随して撃墜します。 |
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後方では対空レーダ装置JTPS-P9がアンテナを展開中。このレーダーは対空監視を実施し、敵航空機を探知します。 |
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続いて93式近距離地対空誘導弾も2輛進入し、陣地占領を開始しました。現代戦において空からの攻撃は大きな脅威であり、高射部隊の装備はこれらの脅威から味方を護り、敵の航空機等を撃墜するために対空戦闘を準備しています。 |
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続いて特科部隊が陣地占領を開始しました。「中隊、陣地占領用意。射撃方位角4430。各班長は進入する火砲を誘導せよ、かかれ!」 |
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82式指揮通信者から、火砲を誘導するための人員が降りてきました。 |
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第3特科隊の155mm榴弾砲FH-70が5門、牽引されて陣地進入。 |
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一列に並び、射撃準備を開始する第3特科隊。 |
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