14:00からは体験航海が実施されたのですが、私は不参加だったので斜向かいの土手の上から出港の様子を見学。「あしがら」「くらま」がタグボートに曳かれて港を離れるところまでを見届けました。この頃になってようやく天気予報が当たり、空を雲が覆って、わずかですが降雨もありました。体験航海には影響は無かったようですが、沖合いではブルーオーシャンという状態には程遠かったのではないでしょうか。


昼食後、体験航海の出港を見るために、会場斜向かいの浜辺沿いにある土手の上へ行ってみました。


出港を支援するため、高知マリンサービス(株)のタグボート、「金剛丸」と「新陽丸」が接近してきました。


護衛艦の航路に入り込んでいたレジャーボートに対し、タグボートが退去を促しています。


タグボートと「あしがら」がロープで繋がれました。


「あしがら」がゆっくり引張り出されます。このあと90度回頭。


出港する「あしがら」と待機中の「くらま」の2ショットです。


この角度から見ると、「あしがら」艦橋前部と後部のSPY-1Dレーダー取付け位置の違いがよくわかります。「こんごう」型では4面の SPY-1が同じ高さになっていますが、「あたご」型ではヘリ格納庫によってレーダー視界が塞がれるため、後部のSPY-1Dを1層高いところに設置しているそうです。


出港する「あしがら」。ちょっとお天気が悪くなってきましたが、良い船旅を!


続いて「くらま」が出港準備。


「あしがら」と同じく、タグボートで引っ張りだします。


「くらま」正面からの写真。タグボートに引張られているため、左舷側に傾いているのがわかります。


出港する「くらま」。


2艦の出港を見送って、私はこの日のもうひとつの目的地、桂浜へ向かいました。
以上で本日の艦艇広報も終了。その後は本日のもうひとつの目的地でもある桂浜を散策してから、帰路につきました。約2時間弱の見学でしたが、初めて見る「あたご」型護衛艦、わざわざ高知まで足をのばした甲斐がありました。唯一計算外だったのは天候だけですかね。帰る頃には腕も顔も赤く日焼けしてしまいました。やはり夏場は曇りの予報でも油断せず、日焼け止めは塗るべし!という教訓になりました。
〈了〉


桂浜から見た高知新港の「あしがら」「くらま」。体験航海は1時間半ほど、と聞いていたのですが、実際には1時間未満で帰ってきたようですね。私が桂浜へ向かう渋滞に嵌っている頃、すでに反転して戻ってくる「あしがら」が見えていました。

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おまけ写真
「あしがら」のヘリ格納庫の端に装備されていた白いレドームのアンテナ。このアンテナの詳細がまったくわからないのです。艦橋前のUSC-42の隣にも装備されてましたが、資料を漁った限りではごく最近増設されたもののようです。「くらま」にも同じアンテナが艦橋の前と後ろにありました。インマルサットとも違うようですし、何らかの衛星通信アンテナには違いないと思うのですが・・・。いくら調べてもわかりませんでした。(´Д`;; どなたか詳しい方、教えてください〜。