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6月7日(日)、岡山県加賀郡吉備中央町にある「ロマン高原かよう総合会館 レインボーホール」において、海上自衛隊東京音楽隊による「ハートフルコンサート2009」が開催されましたので、嫁と一緒に行ってまいりました。海上自衛隊東京音楽隊といえば、陸上自衛隊中央音楽隊、航空自衛隊航空中央音楽隊に並ぶセントラルバンドとして、国の行事等でも演奏を実施する海自を代表する音楽隊です。私もこれまでに朝霞で挙行された中央観閲式くらいでしか見た事がありません。そのような音楽隊が我が岡山県にやってくる、という事でこれはぜひ見てみたい!と思い、さっそく入場券を予約した次第です。(本来なら町役場やプレイガイドにチケットを貰いに行くのが筋なのですが、今回はどういうわけか電話予約もOKでした。) | |||
吉備中央町は統計で見ると人口は約14,000人、そのうち65歳以上の高齢者が約5,000人弱という、田舎にありがちな少子高齢化が深刻な町です。実際今回初めて訪れてみると、山と田畑ばかりの実にのどかな風景が広がっており、失礼ながらホントにこんなド田舎・・・もとい、自然豊かな町に東京音楽隊が来るの?とちょっと訝しんでみたり。(^^; 東京音楽隊のHPはこちら↓ http://www.mod.go.jp/msdf/tokyoband/ 吉備中央町のHPはこちら↓ http://www.town.kibichuo.lg.jp/ |
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「ソウル・ボサ・ノヴァ」は映画「オースティン・パワーズ」で有名な曲ですね。「追憶」は映画「追憶」のテーマ曲として、バーブラ・ストライサンドが歌った有名曲を東京音楽隊のアレンジで演奏しました。 |
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素晴らしいロビーコンサートの終了後、会場へ戻ってしばし開演を待ち。そして14:00、いよいよ海上自衛隊東京音楽隊「ハートフルコンサート2009 吉備中央町」の幕があがりました。コンサート自体は撮影も録音も禁止されていましたので、以下は写真無しです。曲目はプログラムに掲載されていないものもあったので、必死に司会者の曲目紹介をメモって後から作曲者などをネットで調べたりしたものですが、もしかしたら間違っているかもしれません。お気付きの点があればご指摘ください。まず演奏に先立って、吉備中央町長・重森計己氏による挨拶があり、その後演奏に移りました。ステージに登場した隊員達は現在音楽隊で試行中だというメスドレスタイプの試行演奏服に身を包み、隊長・熊崎 博幸二等海佐の指揮のもと、第1部として下記の曲目を演奏しました。
「錨を上げて」は米海軍公式行進曲として実に有名な曲で、海自の演奏会でもよく耳にします。「シーガル」では宮越総己海曹長の奏でるアルトサックスの独奏が冴えました。 ここで第1部が終了し、十数分の休憩時間を挟んで第2部開始。第1部が少々堅めな曲目だったのに対し、第2部は少し軽めな選曲となり、音楽隊隊員の制服も爽やかな上下白色の夏演奏略服装に着替えられました。 第2部として演奏された曲目は以下の通り。
「べニー・グッドマン物語」で有名な「メモリーズ・オブ・ユー」はクラリネットソロで演奏され、「虹の彼方に」では音楽隊の各パートの楽器紹介がありました。いちばん燃えた(笑)「刑事ドラマ・ヒットメドレー」では「太陽にほえろ!」「Gメン'75」「はぐれ刑事純情派」「西部警察パート2」の4曲が実にカッコよく演奏されました。余談ですが、「太陽にほえろ!」は東京音楽隊の建物を使ってロケが行なわれたそうですね。また「Gメン'75」のオープニングで俳優達が一列になって歩くシーンは、海自館山航空基地の滑走路で撮影されたのだそうです。ラストナンバーの「聖者の行進」が演奏される前には、 吉備中央児童合唱団から東京音楽隊への花束贈呈もありました。 以上で第2部も終了。高齢者の多い地域柄か、選曲も多少年輩向けになってましたね。最後に、鳴り止まないアンコールの拍手に応えて、海上自衛隊といえばこの曲!とも言うべき行進曲「軍艦」ともう1曲(紹介が無かったので曲名不明です)が演奏され、15:40頃ハートフルコンサートも幕を閉じました。 いや〜、自衛隊のコンサートは久々でしたが、実に素晴らしい時間を過ごす事ができました。航空祭や記念行事などのイベントに並び、こういった音楽コンサートも自衛隊が誇る事のできる素晴らしい広報活動ですね。今回の吉備中央町でのコンサートは西日本を巡る東京音楽隊ツアーの一環だったようですが、こうした地道な演奏活動が自衛隊への国民の理解を深める原動力のひとつである事は間違いないと思います。またこういった自衛隊コンサートの機会があれば、ぜひ足を運んでみたいと思います。 東京音楽隊の皆さん、岡山地方協力本部の皆さん、吉備中央町関係者のみなさん、大変お疲れさまでした。 〈了〉 |
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