米国海兵隊 岩国航空基地フレンドシップデー



岩国フレンドシップデーに行ってきました!

GWも終盤の5月5日(火)、毎年恒例となっている米海兵隊岩国航空基地のフレンドシップデーに遠征してまいりました。ここ2年ほどはお天気に恵まれていないイベントですが、今年も事前の天気予報によると山口県東部は曇りのち雨との事・・・(T_T)。しかし、詳細情報で岩国市の予報を見ると午後からは晴れマーク。どちらが正しいのかこの時点ではわかりませんでしたが、蓋を開けてみれば当日は朝からとても良い天気に恵まれました。(^0^)
さて、例年であれば岩国へは地元岡山から新幹線→山陽本線と乗り継いで電車で遠征するのですが、今年は例の ETC休日割引きを利用して車で遠征しました。と言っても、基地周辺が例年大渋滞に見舞われ身動きがとれなくなる惨状を見ているので、それを警戒して広島県廿日市市まで車で進出し、そこから電車を使うルートをとりました。早朝04:30、お仲間の岡山県人さんと待ち合わせて岡山市を出発、早島ICから高速に乗り一路広島方面へ。 GWで心配された高速道渋滞もさすがにこの時間では発生しておらず、順調にドライブして06:30頃廿日市市宮島口のコインパーキングへ駐車。そこからJR宮島口06:51発の電車に乗り、岩国駅へ07:13に到着。さらに駅からのシャトルバスを利用し、07:40に基地へ着きました。例年の基地到着が08:50頃である事を考えると、今年はずいぶん早く基地入りできました。
いつものように正門で海兵による手荷物検査を受けてから、例年は時間がなくてスルーしている旧海軍の零戦を見学しに行ってみました。基地で保管されているこの零戦はパンフレットには「実寸大模型」と紹介されており、私も長らくそう思っていたのですが、傍にいた海上自衛隊の隊員さんによれば「実機です」との事でちょっと驚きました。
零戦の見学を終え、今度はメイン会場へ。岩国フレンドシップデーの会場は航空機の地上展示を行なうエプロン地区と、飛行展示を行なう滑走路地区が多少離れており、滑走路地区は午前中逆光で午後順光になります。例年であればまっすぐ滑走路地区へ向かい飛行展示を楽しみ、昼休憩と帰り際の時間を利用してエプロン地区で地上展示機の撮影をするのですが、今年は光線状態を考えて午前中をエプロン地区での地上展示機撮影に充て、午後から滑走路地区へ移動する事にしました。午前中の飛行展示撮影については、エプロン地区から望遠レンズで頑張る事に。

今年も行なわれた手荷物検査。9.11同時多発テロ以降毎年お馴染みの光景ですが、海兵側も年々手際が良くなってますね。レーンを増やし、後ろをすり抜けられないように道を狭くし、大きなバッグを持たないお客さんは別の入口から入るようになってました。

正門を入って少し進んで左に折れたところに、旧海軍の零式艦上戦闘機21型が保管されています。後ろの掩体壕は臨時のグッズ販売所になってました。この零戦、パンフレットでは「実寸大模型」となっていますが、海自の隊員さんによれば「実機」との事・・・。真相やいかに!?
今年の地上展示については、例年参加している機体のうち米軍のF-15C、A-10、MC-130H、EA-6B、C-21A、CH-53D、SH-60B、UH-60A、空自のF-2と芦屋 T-4、陸自のAH-1S、海自のUS-2、 MH-53Eなどの姿がなく少々寂しい内容となっていましたが、代わりに海兵隊の F/A-18Dが多数展示されており、一部の機体にはAGM-88 HARMやAGM-154 JSOWなど、初見となる兵器が搭載されていたりして、マニア心をくすぐってくれました。私がエプロン地区で撮影に勤しんでいる間にも、滑走路地区ではパラシュート降下、エアロックの飛行展示、F/A-18Dによる近接航空支援デモ、F/A-18D、AV-8B、KC-130Jによる空中給油デモ、空自F-4EJ改による航過飛行、ジェットパックの展示、海自US-2の飛行展示などが行なわれていました。また、多数のバイクが滑走路を走るサンダーランや海兵軍楽隊による演奏等もあったようです。

まずは米軍車輌の紹介から。米海兵隊のHMMWV。タイプからするとM1043あたりでしょうか。デザートカラーで車体に追加装甲らしきものを取り付けてあります。車上には防弾板付きのM2/50口径重機関銃が搭載されていました。

米海兵隊のMK27/MK28 中型戦術トラック。キャブの上にMk19 Mod3 40mmマシンガンを搭載しています。

MWSS-171(海兵第171航空支援師団中隊)のGRADER,ROAD,MOTORIZED。自衛隊の保有するグレーダによく似ています。

MWSS-171のTRAM。写真ではバケットを取り付けていますが、フォークアタッチメントに交換も可能です。

MWSS-171のLOADER,BACKHOE。前部にバケット、後部にバックホーを装備しています。

MWSS-171のMMV。高所での作業に用いられます。

MWSS-171のクレーンタイプRTCH。

これは初見です。MWSS-171のMAC 50t CRANE。自衛隊でいうところのクラッシュクレーンかトラッククレーンに相当するものでしょうか。

開会式セレモニー後に行なわれたパラシュート降下。大きな星条旗を引いています。

結局、このパラシュートチームがどういう人達なのかはよくわかりませんでした。岩国FSD公式HPによればUS Army Special Forces Korea (Jumpers)とかSpecial Operations Training Group and Recon Marines from Okinawa (Jumpers)とか載ってたので、米軍関係には違いないと思うのですが・・・。

エアロックのサニー横山氏の駆るピッツS-2Bによるエアロバティック。

Rock岩崎氏の悲報からはや4年。サニーさんを中心に頑張っているエアロックの姿を見る事ができて嬉しい限りです。

空中給油デモのため離陸した海兵隊VMGR-152のKC-130J。どうも短距離離陸をやってくれたらしいのですが、エプロン地区に居たため詳細はわからず。

近接航空支援/空中給油デモのため離陸する米海兵隊VMFA(AW)-242のF/A-18D、DT03とDT08。

米海兵隊VMFA(AW)-225のF/A-18D・CE01による近接航空支援デモ。

お腹を見せて旋回するF/A-18D・CE01。

旋回するVMFA(AW)-242のF/A-18D。

上空をパスするAV-8B Plus。

翼面にベイパーを大量発生させながら航過するF/A-18D。ここ数年 F/A-18E/Fが見せていた円錐状のベイパー発生までは到らなかったようです。

KC-130J、F/A-18D×2、AV-8B×2による空中給油デモ。

AV-8Bの方は給油プローブを伸張させていますが、KC-130Jのドローグに接続まではしていませんでした。

コンバット・ピッチで着陸体勢に入るF/A-18D。

こちらも上空をパスしてから着陸体勢に入るKC-130J。

航空自衛隊/第5航空団/第301飛行隊(新田原)のF-4EJ改×2による航過飛行。

車輪・アレスティングフックを降ろした着陸姿勢でパスしました。

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