第13戦車中隊の74式戦車。3輛が行進。


第14旅団/第14戦車中隊長の搭乗する74式戦車と、同中隊の96式装輪装甲車。


第14旅団/第14戦車中隊/偵察小隊の斥候車。5.56mm機関銃MINIMIを搭載。


第14旅団/第14戦車中隊/偵察小隊の偵察用オート。カワサキKLX250(左)とホンダXLR250R(右)。


第14旅団/第14戦車中隊の74式戦車。3輛が行進。


観閲行進のトリを務めた第14旅団/第14戦車中隊のドーザ付74式戦車。


各部隊幕僚と隊旗が退場。


国旗退場。観閲行進で装軌車が地面を耕していたため、先導する白バイが実に走りにくそうでした。


観閲行進のあと、日本原駐屯地銃剣道訓連隊の紹介と模範演武、第13音楽隊による演奏および、特科隊とのコラボによる大序曲「1812年」の演奏があり、その後第14戦車中隊の担当で模擬戦闘訓練展示が行なわれました。訓練展示は例年と同じく特科や戦車を中心とした陣地攻撃の様相が披露されました。ここ2年ほど日本原には不参加だった第13偵察隊の87式偵察警戒車が久々に姿を見せましたが、代わりに戦車による威力偵察や戦車回収の展示等は省かれていました。また、燃料高騰の影響からか、レンジャー隊員によるヘリからのリペリング降下なども省略され、攻撃部隊の戦車も例年より少ない3輛の参加に留まりました。今回は対抗部隊の背後からの見学となったため、迫りくる攻撃部隊の戦車の迫力に圧倒されっぱなしの訓練展示でした。


日本原駐屯地銃剣道訓連隊の紹介。このうち日本原駐屯地代表チームは、113チームが参加した第52回全日本銃剣道優勝大会防衛省第2部に出場し、大会6連覇という偉業を成し遂げました。


銃剣道の模範演武。4組の選手が基本の稽古や応用技を披露しました。


竹下二曹と三木二曹による試合稽古。


退場する銃剣道訓連隊。


続いて音楽演奏。まずは第13音楽隊長、藤後 誠二一尉以下31名の音楽隊員がスーザ作曲の「アメリカ野砲隊」を演奏。


大序曲「1812年」演奏のため進入してくる第13特科隊の105mm榴弾砲。


105mm榴弾砲は3門、第13特科隊/第3中隊長・上原一尉以下21名が参加しました。


チャイコフスキー作曲、大序曲「1812年」。音楽隊の演奏に合わせ105mm榴弾砲が空砲射撃。大迫力です。


退場する第13音楽隊。


退場する105mm榴弾砲。

訓練展示は第14戦車中隊の担当で実施されました。所定の位置につく対抗部隊の74式戦車。奥には155mm榴弾砲も見えます。


ブッシュに身を隠し、攻撃部隊を迎え撃つ対抗部隊の兵士。右の隊員は弾着を現示する擬爆筒を投げる人です。


いよいよ訓練展示が始まりました。「状況開始!」地上部隊の攻撃に先立ち、観測ヘリOH-6Dによる航空偵察が実施されます。


「中隊長、こちら観測ヘリ。ただいまより敵陣地を偵察する。」「こちら中隊長、了解。」OH-6Dが数度、敵陣地上空を旋回し、航空偵察を行ないました。


航空偵察により判明した情報をもとに、さらに地上偵察を実施します。
「中隊長、こちら偵察小隊長。ただいまから敵陣地を偵察する。」「こちら中隊長、了解。」第14戦車中隊/偵察小隊のオートが華麗なジャンプを見せつつ進入してきました。

オートを盾に、小銃射撃で敵状を探ります。「中隊長、こちら偵察小隊長。敵散兵確認。」「こちら中隊長、了解。」


偵察小隊に対し、敵部隊の戦車が同軸機銃で射撃。


オートと共に偵察中の、第14戦車中隊/偵察小隊の斥候車。1/2tトラックに5.56mm機関銃MINIMIを搭載。


「中隊長、こちら偵察小隊長。敵戦車を視認!迂回します!」「こちら中隊長、了解。」


第13偵察隊の87式偵察警戒車の進入と同時に、第14戦車中隊/偵察小隊のオートと斥候車は撤収。


87式偵察警戒車が敵状報告。
「中隊長、こちら偵察小隊長。敵状を報告する。戦車1輛を含む約1個小隊規模の敵が日本原一帯を占領中!」「こちら中隊長、了解。」
航空偵察および地上偵察により敵の陣地が判明し、事後、中隊の攻撃に先立ち、戦車および特科火力により敵陣地を攻撃します。

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