巡閲を終え、観閲台へ戻る石橋一等陸佐。


観閲官式辞。平成22年春に第50普通科連隊が善通寺駐屯地からここ高知県に移駐してくる事を踏まえ、高知の郷土部隊としてこれまで以上に県民の期待と信頼に応える事ができるよう、連隊一丸となって精進すると述べられました。


来賓祝辞。最初は衆議院議員、公明党の石田のりとし氏。昨年の防衛省の発足以来残念な事がいろいろ起きているが、訓練を積み重ね本来の自衛隊の力を発揮する事によってのみ、国民の信頼を回復できる。防衛省に昇格して良かったと内外に喜ばれるよう、さらなる精進を期待します、と述べられました。


続いて衆議院議員、自民党の西本かつ子氏。防衛省次官の事件以来、イージス艦事故など不祥事が続いているが、2月に日本武道館で行われた第7回全国短剣道大会において自衛隊善通寺チーム(50普連)が優勝した事などを挙げ、日々隊員が精進していた事を嬉しく思う、と述べられました。


続いて参議院議員、民主党の広田一氏の祝辞。自衛隊には11の後方支援連隊があるが、高知県民は12番目の後方支援連隊として、自衛隊を支えていきたいと思います、と述べられました。


最後に高知県知事、尾崎正直氏の祝辞。懸念される南海地震ほか、災害に対する自衛隊への期待を述べられました。


観閲行進。行進曲「大空」を吹奏しながら第14音楽隊が先頭で行進しました。


観閲部隊指揮官、連隊幕僚および連隊旗が行進。


第50普通科連隊/本部管理中隊の行進。中隊長は立野幸男三等陸佐。


第50普通科連隊/第1中隊の行進。中隊長は木村秀利三等陸佐。


第50普通科連隊/第2中隊の行進。中隊長は中川立洋三等陸佐。


第50普通科連隊/第3中隊の行進。中隊長は一ノ瀬誠二三等陸佐。



式典後には第14音楽隊による音楽演奏、その後の訓練展示ではスケルトンハウスを使った武装工作員対処の様相と至近距離射撃の訓練ドリルが展示されました。午後からは1/2tトラックと高機動車の体験試乗や模擬売店、また市民館前の広場で装備品展示とレンジャーのロープ訓練が行われるなど、なかなか盛り沢山な内容となっておりました。


式典に続いて、第14音楽隊による音楽演奏。


指揮を執るのは第14音楽隊長、神山一等陸尉。


曲目は「第50普通科連隊歌」、映画“Uボート”でおなじみの「遥かなるティッペラリー」、行進曲「国民の象徴」、コブクロの「蕾」、ご当地曲である「南国土佐を後にして」「よさこい鳴子踊り」「よさこい節」をメドレーにした曲の計5曲を演奏しました。

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