2基の軽門橋のうち手前で構築されているのは5舟5導板門橋で、荷物を積んだ3 1/2tトラックを運搬することができます。


奥で構築されているのは3舟4導板門橋で、荷物を積んだ1
1/2tトラックを運搬できます。本訓練展示では実際に1/2tトラックを搭載しました。「本部、こちら交通小隊長。軽門橋の構築完了、ただいまから災害派遣車輌を搭載し渡河する。」「本部了解。」


3舟4導板門橋が1/2tトラックを積載して運航を開始。前後して5舟5導板門橋も構築を完了しました。
「本部、こちら機動支援小隊長。軽門橋の構築完了。」「本部了解、後続の災害派遣車輌の渡河を準備せよ」「了解」


「304施設隊、こちら本部。自走架柱橋を架設し、災害派遣車輌を通過させよ。」「こちら304施設隊、了解。」第304施設隊の81式自走架柱橋が進入しました。


81式自走架柱橋は河川等に迅速に橋を掛けて、大型車輌を通過させることができます。7tトラックに搭載した約10mのアルミ製銅板を、油圧作動によって水平に繰り出し、架設します。


銅板を繰り出し、向こう岸に接地。


トラックから銅板を切り離し、既に架設してある導板と連結します。


架柱橋の架設を終え、隊員が撤収。


「本部、こちら304施設隊。自走架柱橋の架設完了!」「本部了解。災害派遣車輌を通過させよ。」「こちら304施設隊、了解。」架柱橋の上を災害派遣車輌である1/2tトラックが通過。以上をもって訓練展示は終了しました。


訓練展示を終え、駆け足で撤収する隊員。おつかれさまでした!


訓練展示は30分ほどで終了し、その後はボートの体験試乗や装備品展示が行われました。ボート試乗は駐屯地の記念行事でも実施しているところが少ないので、良い経験になりましたね。座席もクッションもないので、座っているとお尻が痛くなってしまいましたが。(^^;
他にも軽門橋に乗ってみたり軽徒橋を渡ってみたり、初めて経験することが多く大いに楽しめました。さらに装備品展示として1t水タンクトレーラ、野外炊具1号(改)、人命救助システム、油圧ショベルが展示してありました。


渡河ボートの体験試乗の様子。


2艘の渡河ボートを船尾で連結しています。


私達も試乗してみました。船尾には船外機が装着してあります。


沖合いで警戒中の渡河ボート。


もうすぐ船着き場に到着。短い時間でしたが初めての渡河ボート体験試乗はおおいに楽しめました。


試乗中に着用した救命胴衣。非常に軽い作りでした。タグには「救命胴衣」と書かれていましたが、隊員さんは「カポック」と呼んでいました。


渡河ボート。単体で使う事も、船尾を連結して使う事もできます。水害で孤立した地域での災害派遣にも活用されています。左に写っているのは櫓です。


一応船なので、専用のアンカーもあるようです。


船外機を付けない時はこのようなオールで漕ぐ事によって推進するのでしょうね。

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