「大和」1/10模型を斜め後ろから。写っている人と比べてもその大きさがよくわかります。


大型資料展示室内の特殊潜航艇「海龍」後期量産型。
その他の資料としては特殊潜航艇「海龍」や人間魚雷「回転」、零戦62型などの実物資料が展示してありました。この「零戦」ですが、実は私がこの機体を見るのは初めてではありませんで、ここ「大和ミュージアム」の前は和歌山の「白浜零パーク」に、さらにその前は京都の「嵐山美術館」に展示してあった機体だそうです。私は学生時代京都に住んでいて嵐山美術館にも訪れた事があり、その時にこの零戦を見ているので、実に17年振りくらいの再会となったのでした。とはいえ、その経緯はこのレポートを書くのに資料を探していて知った事で、大和ミュージアムで見た時にはそんな事とはつゆ知らず・・・。知っていればもっと感慨深く見学できたのかもしれませんが。(^^;
3階には「ヤマト」繋がりだからか、「松本零士氏の世界」と銘打った展示もあったりしました。
そんなこんなで閉館時間も迫っていたため超駆け足で見学を済ませ、「大和ミュージアム」をあとにしました。


零式艦上戦闘機62型(#210-118)。「零戦」としてあまりに有名な、旧日本海軍の戦闘機です。


こちらが17年前、京都嵐山美術館に展示されていた当時の零戦(#210-118)。巡り巡って「大和ミュージアム」で再会する事になりました。写真が白黒なのは、カラーフィルムと間違えてモノクロフィルムを買ってしまったからです。
(´Д`;;


左の写真から3ヵ月後に嵐山美術館を訪れた時のものです。ここの看板では零戦「63型」と紹介されていましたが・・・。どちらが正しいんでしょうねぇ?


3階からの「大和」1/10模型の眺め。この位置からでも、全体を写真に収めようと思うと広角レンズが必須です。


大和ミュージアムの屋外に展示されている潜水調査船「しんかい」。なにやらタマゴ型のかわいい姿をしています。
そろそろ日も暮れかけていましたが、せっかく呉へ来たので、海上自衛隊の桟橋を見渡せる「アレイからすこじま」へも立ち寄ってみました。以前ここには駐車場がなかったと記憶していますが、今回訪れてみると250mほど山側へ入ったところに専用の駐車場ができておりました。「大和ミュージアム」ができて来訪者が増え、路上駐車が多くなったための対策かもしれませんね。駐車場までちょっと遠いですが、以前のようにドキドキしながら路上駐車していた事を考えれば大変ありがたい事ですね。
「アレイからすこじま」から基地を見渡してみたところ、Aバースに音響測定艦「ひびき」、訓練支援艦「てんりゅう」、練習艦「やまぎり」が、Eバースあたりに多くの艦艇の姿が見えました。が、「アレイからすこじま」から一番近い潜水艦桟橋は工事中のため、艦艇の姿がありませんでした・・。残念。この日は憲法記念日という事もあって、潜水艦以外の艦艇が満艦飾を施しておりました。滅多に見られるものではないので、得した気分です。なかなかきれいなもんですね。


「大和波止場」。戦艦「大和」の前甲板左半分をイメージして実寸で作られています。地面には主砲や機関砲の図が描かれています。


Hバースに停泊中の掃海管制艇。奥から「おぎしま」「かみしま」。


「アレイからすこじま」からの眺め、Aバースに停泊中の音響測定艦「ひびき」。


Aバースに停泊中の訓練支援艦「てんりゅう」(奥)と練習艦「やまぎり」。


アレイからすこじまからはちょっと遠いですが、Eバース付近に停泊中の艦船群。満艦飾が綺麗ですね。


停泊中の潜水艦群。


Eバース、Dバースの艦艇群。一番手前は輸送艦「おおすみ」。
そういったところで今回の呉の旅も終了。帰りはスムーズな運転ができ、なんと行きにかかった時間の半分で自宅に帰り着く事ができました・・・。返す返すも行きに時間を取られ過ぎた事が悔やまれますね。それがために「てつのくじら館」「大和ミュージアム」が駆け足見学になってしまった事も。まぁ、今回はリハーサルだと思って、次回は普通の休日に、じっくりと見学し直したいと思います。
〈了〉

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