陸上自衛隊海田市駐屯地 第13旅団創立8周年および海田市駐屯地創立56周年記念行事


海田市駐屯地祭に行ってきました!



11月12日(日)、広島県は安芸郡海田町に所在する陸上自衛隊海田市駐屯地において、第13旅団創立8周年記念および海田市駐屯地創立56周年行事が挙行されましたので遠征してまいりました。陸自のスリム化を図った再編の先駆けとなり、第13師団から第13旅団への改編が成されてからはや8周年。時の流れは早いものですね。って、毎年同じ事を書いている気がしますが。(^^;
早朝05:30に岡山を出発し、途中で食事や休憩をはさみつつ駐屯地へ到着したのが08:30。駐車場へ車を停め、さっそく式典会場となるグラウンドへ向かいます。途中で岡山県人さんと合流(遭遇?)し、ズラリと並んでいた第13戦車中隊の74式戦車を見学してから、式典会場に設えられた見学スタンドに席を確保、10:00の観閲式開始を待ちました。やがて旅団の1/4の勢力にあたる約1,000名の隊員が観閲部隊として入場し、いよいよ10:00、第13旅団長・佐藤修一陸将補を観閲官に、第13旅団副旅団長兼ねて海田市駐屯地司令・渡辺睦夫一等陸佐を観閲部隊指揮官として、第13旅団創立8周年記念行事および海田市駐屯地創立56周年記念行事に伴う観閲式が開始されました。
観閲部隊は私達の向かって左から第13音楽隊(海田市)、旅団司令部付隊(海田市)、第8普通科連隊(米子)、第17普通科連隊(山口)、第46普通科連隊(海田市)、第47普通科連隊(海田市)、第13特科隊(日本原)、第13後方支援隊(海田市)、第13対戦車中隊(出雲)、第13戦車中隊(日本原)、第13偵察隊(出雲)、第13飛行隊(防府)、第13高射特科中隊(日本原)、第13施設中隊(海田市)、第13通信中隊(海田市)です。
式典はまず感謝状受賞者紹介が行なわれ、そのあと観閲官臨場、国旗入場、巡閲、観閲官式辞、来賓祝辞、来賓紹介、祝電披露、と進んでいきました。
そして観閲行進のために部隊が退場したあと、準備が整うまでの間ラッパ隊によるラッパ吹奏と、山口駐屯地の維新太鼓の演奏が行われました。ラッパ隊は13人ずつ左右に別れ、それぞれ旧軍と自衛隊のラッパの違いを演奏しました。


会場近くに駐車していた第13戦車中隊の74式戦車。


今年度から60式装甲車に替わり第13戦車中隊に配備された73式装甲車も来ていました。


74式戦車の発射発煙弾の後ろ側に、各小隊の部隊マークがペイントされていました。どのマークがどの小隊か、までは聞けませんでしたが、全部で4種類確認できました。このマークはヘラクレスオオカブトでしょうか。重厚なイメージが戦車にピッタリですね。


近くに居た隊員さんに話を聞いたところ、中隊長から各小隊長に部隊マークを考案、ペイントするよう命令があったのだとか。で、隊内の絵心のある隊員さんがデザインをしたのだそうです。これは歌舞伎の隈取りですね。


右上の隈取りマークに「天下無双」の文字をプラスしたもの。


サメが105mmTKG装弾筒付翼安定徹甲弾をくわえています。


これはドラゴンでしょうか。三又の矛が某漫画のミ○ージュマークに見えてしまったのは私だけでしょうか。(^^;
このように小隊ごとにパーソナルマークをペイントしている戦車中隊は全国でも珍しいかもしれませんね。


観閲部隊入場。入場する第13特科隊。


入場する第13対戦車中隊。


入場する旅団幕僚。


整列する第13飛行隊。


観閲部隊指揮官入場。第13旅団副旅団長、渡邊睦夫一等陸佐が入場。


観閲部隊指揮官に敬礼。


観閲部隊紹介。向かって左側から駐屯地名・部隊名の紹介がありました。紹介された部隊は旗を掲げて応えます。


観閲官臨場。第13旅団長、佐藤修一陸将補が入場。


観閲官に対し栄誉礼。「ささげー、銃!」音楽隊による栄誉礼の冠符は2回でした。


国旗入場。


巡閲を行なうにあたり、観閲部隊指揮官が観閲官に報告。
「観閲部隊指揮官・渡辺一佐以下、人員1024名、車輌183両、航空機4機」


巡閲。


巡閲から戻る観閲官、佐藤修一陸将補。観客席の前を通るとき一礼していかれました。物腰の柔らかそうな方ですねぇ。観客席からは拍手が送られておりました。

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