参列部隊が退場した後、会場では第13音楽隊による音楽演奏。行進曲「凱旋」「国民の象徴」「ブラ・ビューラ」の3曲が披露されました。
そしてお待ちかねの訓練展示。本日の訓練展示は三軒屋の所在部隊ではなく、海田市駐屯第46普通科連隊のレンジャー小隊が、建物(スケルトンハウス)に立てこもる武装工作員を撃滅、掃討する場面を展示しました。


演奏を前に敬礼する、指揮者の第13音楽隊副隊長、本田三等陸尉。


演奏する第13音楽隊。


レンジャー小隊長(?)が執行官に訓練展示開始を報告。
「訓練展示、実施します!」


建物を占拠中の武装工作員。200X年某月某日、我が国において破壊活動やライフラインの混乱を企て活動中の武装工作員が、山中のある建物を占拠しているらしい、との住民からの情報に基づき、警察から通報を受けた第13旅団は、隷下部隊にその地域から逃走できないように包囲するよう命じると共に、第46普通科連隊には撃滅・掃討をするよう命じた。


建物を占拠する武装工作員は全部で4名。どうやら1名を警戒のために入口につけ、3名は建物の中に入っている模様。命令を受けた第46普通科連隊長は、レンジャー小隊に当初ヘリにより空路潜入し、引き続き山地を機動して目標の建物に近付き、撃滅・掃討するよう命じた。


『レンジャー小隊、こちら連隊長。A山中の建物を占拠する武装工作員を撃滅・掃討せよ』
「こちらレンジャー小隊、了解」
建物左の山の斜面から、レンジャー隊員達が建物に近付いていく。前方の警戒班が目標の建物を発見。
「小隊長こちら警戒班。目標の建物を発見、入口は左手にある模様。なお、窓に人影あり」
『了解、小隊はこれより左へ迂回、偵察したのち突入の体勢をとる。小隊、前進開始』


目標に到着したレンジャー小隊は、警戒班からの報告に基づき、建物の反対側に迂回を開始。まず2名を警戒につけ、その援護下に迂回を始めた。武装工作員はレンジャー小隊の潜入に気付かず、依然として警戒員を1名立てて、活動後の時間をくつろいでいる。


レンジャー小隊が建物の反対側に迂回を完了し、警戒員を発見して報告。
「小隊長こちら警戒班。入口を確認、なお武器を所持した警戒員が1名」
『こちら小隊長、了解。警戒員をなるべく隠密に処理せよ。スナイパー配置に着け。敵がこちらに気付いたら狙撃せよ』
「こちらスナイパー、了解」
レンジャー小隊長は警戒員を格闘により隠密処理する事を指示し、その援護に狙撃手を配置。狙撃手は大型トラックの上に狙撃位置を選定した。
「こちら狙撃手、配置完了」


敵の警戒員が警戒を交代。


狙撃手の配置完了を受けた処理員が、敵の交代を待って素手で倒しにかかる。


レンジャー隊員は格闘にも優れ、隠密に敵を処理する能力を持っている。


処理したレンジャー隊員が仲間を呼び、敵を隠す。その後レンジャーは建物への接近体勢に移行。


建物の中の敵が外の様子を不審に思い、確認しに外へ出かける。


配置した狙撃手が確実に狙撃。「パパパーン!」という銃声とともに敵が倒れる。
「こちらスナイパー、1名狙撃」
『了解、突入班、突入準備』


銃声に気付いた敵が外の様子を伺うと共に、建物の鍵をかけて突入を阻止しようと、対応行動を始める。


突入班が前進を開始。防護盾を所持して建物へ接近し、ドアを破壊し準備する。突入班は4名で1組となった「フォーマン」とよばれる編成で、2個フォーマンが突入する。当初1個フォーマンが1stルームへ突入。


「小隊長、こちら突入班。突入準備よし」
『こちら小隊長、了解。突入班はドアを破壊して突入し、敵を撃滅掃討せよ』
「こちら突入班、了解。これより突入する。破壊5秒前、点火ようーい、点火!」
大音響とともにドアが破壊される。


「入れ!」
レンジャー小隊の突入が開始され、まず1stルームがクリアされる。
「1stルームクリア!」

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