P-3C オライオン哨戒機


〈VP-4“Skinny Dragons”(第4対潜哨戒飛行隊)YD766 B.n.161766(ハワイ)  070505.岩国〉

諸元・性能
乗員 11名
全長 35.61m
全幅 30.38m
全高 10.27m
自重 27,891kg
最大離陸重量 64,410kg
最大速度 761km/h
航続距離 8,950km
エンジン 名称:T56-A-14×4基  出力:4,910shp/基
製作 ロッキードマーチン
備考 米海軍の主力大型洋上哨戒機で、潜水艦の索敵と攻撃以外に、水上艦艇の偵察・攻撃など対潜水艦・対水上艦両方の哨戒を任務とする。P-3はP-2Vの後継機として1958年に開発が始まり、ロッキードが開発した旅客機L-188エレクトラをベースとした初期型のP-3Aが1962年から海軍に配備開始された。1965年にはエンジンが強化されたP-3Bの配備が始まり、1968年にはさらに性能を向上させたP-3Cが配備された。
もともと旅客機という事もあって機体は余裕のある構造になっており、P-2Vの時代に比べて乗員の負担も軽くなっている。尾部には特徴的なMADブームを備え、機体後部下面にはソノブイを投下するランチャーを装備する。武装としては主翼端に対艦ミサイル等を搭載するパイロンを設け、前部下面にはウエポンベイを備えている。
現在主力となっているP-3Cはコンピュータの換装や対艦ミサイルの運用能力付与など、アップデートIからIIIまで段階的な改修を受けている。アップデートIII型の装備する「音響情報処理装置UYS-1」はそれまでのP-3CアップデートIIの3倍の処理能力を持つとされる。さらにP-3CアップデートIIIを改造したP-3CAIPも1999年から配備が始まっている。AIP型は対水上戦能力向上型で、最新のESM探知装置システムやISAR画像合成開口レーダー、クラスター・レンジャー電子光学監視装置を装備し、また敵の小型対空ミサイルを警戒するために、赤外線ミサイル警報装置も追加された。
P-3は米国だけでなく日本でもライセンス生産して海上自衛隊が装備するほか、西側陣営を中心に20ヵ国近くに採用されている。また、電子戦機や気象観測機などの派生型も多く存在する。
米国では現在、P-3Cの後継機としてボーイング737をベースにしたP-8哨戒機を開発中である。


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ソノブイランチャー
(070505.岩国)
ミサイル警報装置
(070505.岩国)
兵器倉
(070505.岩国)