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〈VAQ-133“Wizards”(第133電子戦飛行隊) NL532 B.n.163521 030920.岩国〉 |
乗員 | 4人 |
全長 | 18.24m |
全幅 | 16.15m |
全高 | 4.95m |
自重 | 15,241kg |
最大離陸重量 | 27,895kg |
エンジン | 2基 名称:P&W J52-P-408 推力:4,767kg/基 |
最大速度 | 1,048km/h |
航続距離 | 1,572km |
兵装 | 対レーダーミサイル |
製作 | グラマン(現ノースロップグラマン) |
備考 | EA-6Bプラウラーは、A-6イントルーダー攻撃機をベースに機首を延長、コクピットをパイロット+電子線士官3名の4人乗りとした本格的な電子戦機である。味方攻撃編隊に対する地対空ミサイル誘導レーダーの無力化および電子妨害を主任務とする。 それまで海軍で使用されていたEA-1電子戦機の老朽化を受け、1964年から開発が始まった。海兵隊ではこれ以前にもA-6攻撃機を改装したEA-6Aが運用されているが、EA-6Bはこれの発展型というわけではなく、大幅な改装が施された新型機と言って過言ではない。1969年には量産が開始され、1971年から部隊配備が始まった。 垂直尾翼先端にAN/ALQ-99電波受信アンテナを収めた大型のフェアリングを設け、電子妨害は主翼・胴体下に装備する最大5基のジャミング・ポッドで行なう。ポッドの先端には発電用の風車がついており、これによりポッドへの電力供給を行なう仕組みになっている。 EA-6Bは配備から段階的に能力向上改修を受けており、初期の標準型(Standard)、1973年から配備された能力拡張型(EXCAP:EXpanded CAPability)、1976年から配備された能力向上1型(ICAP-1:Improved CAPability-1)、1985年から配備された能力向上2型(ICAP-2:Improved CAPability-2)、2005年から配備された能力向上3型(ICAP-3:Improved CAPability-3)に大別される。能力向上2型からは対レーダー・ミサイルHARMを搭載し、レーダー施設の破壊も任務に加えた。 海軍では12個飛行隊が運用されたほか、空軍のEF-111電子妨害機の退役を受けて空軍の電子妨害任務もカバーし、海空統合飛行隊も4個編成されていた。米海軍空母には通常5機の EA-6Bプラウラーをもつ電子戦飛行隊1個が配属されたほか、米海兵隊岩国基地へも海兵のVMAQのローテーションの一環として1個飛行隊が派遣されてくる事もあった。 海軍では後継機として開発されたEA-18Gグラウラーとの更新が進み、EA-6Bは2015年に全数退役した。海兵隊でも2019年に退役している。 |
右前 〈030914.小松〉 |
ジャミングポッド 〈030920.岩国〉 |
エアインテーク 〈030920.岩国〉 |
下面 〈050505.岩国〉 |
右側面 VAQ-136 CAG機 〈050505.岩国〉 |
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右側面 VAQ-136 CAG機 〈070505.岩国〉 |
左前 VAQ-136 CAG機 〈070505.岩国〉 |
右後ろ VAQ-136 CAG機 〈070505.岩国〉 |
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