触発式係維機雷


〈掃海母艦「ぶんご」搭載の触発式係維機雷K-13  040529.高松〉

諸元・性能
備考 触発式係維機雷とは下部の四角いアンカーが重りとなり海底に沈み、アンカーとワイヤーで繋がった缶体(球体の部分)が船舶の船体に接触し発火、爆発する機雷である。缶体に付いている触角(赤い角の部分)が船体に接触して折れる事により電流が発生し、缶体の内部にある炸薬が発火・爆発する仕組みになっている。
防衛省では機雷の型式をK-○(Kは「機雷」の頭文字)と呼称しているが、実に機密性が高くその内容は不明である。現在制式名称がわかっているのはK-15の66式機雷、K-21、K-22、K-24の70式機雷と、K-13の55式2型機雷がある。そして機雷の種類がわかっているのがK-5の係維式磁気機雷、 K-13(写真)の係維式機雷、K-15の水中線式触発機雷、K-16、K-21、K-24、K-52、K-55が沈底式機雷だということである。製作は石川製作所、日立造船などが行なっているらしい。上の写真はK-13として紹介されていたものだが、おそらく炸薬を抜いたドンガラかダミーであると推測される。


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缶体のみ
〈050521.玉野〉
係維器カットモデル
〈070503.呉史料館〉
K-13缶体
〈080308.呉史料館〉
K-13係維器
〈080308.呉史料館〉
K-15缶体
〈080308.呉史料館〉
K-15係維器
〈080308.呉史料館〉