練習艦「しまゆき」型


〈練習艦「しまゆき」TV-3513  031214.高松〉

諸元・性能
全長 130m
全幅 13.6m
深さ 8.5m
吃水 4.4m
基準排水量 3,050t
エンジン COGOG方式ガスタービン4基(川崎ロールスロイス・タインRM1C巡航用2基、オリンパスTM3B高速用2基)2軸  45,000PS
速力 約30kt
乗員 約200人
船型 長船首楼型
主要兵装 76mm62口径単装速射砲×1、高性能20mm多銃身機関砲(CIWS)×2、短SAM シースパロー8連装発射機×1、4連装SSM発射機×2、アスロック8連装発射機×1、3連装短魚雷発射管×2
備考 「しまゆき」は護衛艦「はつゆき」型の12番艦として建造されたが、1999年3月18日に練習艦として種別変更された。ヘリコプター格納庫内にプレハブ式の実習員講堂が設置されている。
長く機動水上任務群の一員として活躍してきた「はつゆき」型の最終番艦であった「しまゆき」がいち早く練習艦に種別変更された理由は、時代の趨勢により海上自衛隊の現役艦艇がイージス艦など最先端技術を駆使したシステム艦化により、実習員などの教育、訓練もこれに適合したものが求められたことにあり、従来のように除籍間近の艦艇が種別変更するのとは違った傾向が伺われる。
「しまゆき」から12年後の2011年には「はつゆき」型2番艦「しらゆき」が、2012年に10番艦「せとゆき」、次いで2016年に8番艦「やまゆき」が練習艦に種別変更された。
「しらゆき」は「やまゆき」の練習艦就役に伴い2016年に除籍、その「やまゆき」もミサイル護衛艦「はたかぜ」の練習艦化に伴って2020年に除籍となった。

艦記号・番号/艦名 起工 進水 竣工 製造所
TV-3513 しまゆき
(1999.3.18 練習艦に種別変更)
1984.5.8 1986.1.29 1987.2.7 三菱長崎
TV-3517 しらゆき
(2011.3.16 練習艦に種別変更、
2016.4.27除籍)
1979.12.3 1981.8.4 1983.2.8 日立舞鶴
TV-3518 せとゆき
(2012.3.14 練習艦に種別変更)
1984.1.16 1985.7.3 1986.12.11 三井玉野
TV-3519 やまゆき
(2016.4.27 練習艦に種別変更
2020.3.19除籍)
1983.2.25 1984.7.10 1985.12.3 日立舞鶴


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「しまゆき」左前
〈031214.高松〉
「しまゆき」右前
〈031214.高松〉
「しまゆき」右後ろ
〈031214.高松〉

「せとゆき」右後ろ
(191103.呉)

「せとゆき」艦橋構造物・アスロック
(191103.呉)

「やまゆき」錨甲板
(191103.呉)