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〈掃海母艦「ぶんご」MST-464 070526.高松〉 |
全長 | 141m |
全幅 | 22.0m |
深さ | 14.0m |
吃水 | 5.3m |
基準排水量 | 5,650t(「ぶんご」は5,700t) |
エンジン | 三井12V42M-A型ディーゼル4基2軸 19,500PS |
速力 | 22kt |
乗員 | 約160人 |
船型 | 平甲板型 |
主要兵装 | 62口径76mm単装速射砲×1(「うらが」は将来装備)、機雷敷設装置一式、対空レーダー1基、対水上レーダー1基 |
備考 | 海上自衛隊としては25年ぶりに建造された新型の掃海母艦。「うらが」は「そうや」の、「ぶんご」は「はやせ」の代替艦であるが、母艦機能を充実した事により船体は2倍近く大きい5,650tとなった。掃海艦艇15隻分の支援能力を有しており、機雷敷設能力も向上している。船型は平甲板型だが、煙突の後部にはヘリ甲板とデッキハウス型の掃海具格納庫を有し、4基のデッキクレーンを備えていて、大型の掃海ヘリMH-53E用掃海具の揚収用などに使用される。就役当初はMH-53Eによる磁気掃海具Mk.105及び音響掃海具Mk.104の運用能力を持っていたが、現在は両装備とも運用されていないため、掃海・輸送ヘリMCH-101によって小型の航空音響掃海具を運用している。艦尾には中央に曳航式掃海具格納庫につながるウェルドックを備え、その両脇に上下2段の機雷敷設装置3型のハッチがある。機雷敷設装置3型は1区画に3軌条、計12軌条の敷設装置を備えており、各種機雷をその敷設間隔および艦速に応じて自動的に敷設する。 「ぶんご」の前部甲板には新造時から76mm単装速射砲が装備されているが、「うらが」は除籍した護衛艦からの転用計画が見送られたため将来装備、という事になり未だ搭載されていない。また、この関係から艦橋上部の射撃指揮装置2型も「うらが」には装備されておらず、搭載基台のみ設けられている。 船体が大型化し、母艦機能も大幅に向上したが、乗員数は「そうや」「はやせ」に比べて約20人減少している。これは機械室の無人化、機雷敷設装置の大幅な省人、省力化をはかったことによる |
艦記号・番号/艦名 | 起工 | 進水 | 竣工 | 製造所 |
MST-463 うらが | 1995.5.19 | 1996.5.22 | 1997.3.19 | 日立舞鶴 |
MST-464 ぶんご | 1996.7.4 | 1997.4.24 | 1998.3.23 | 三井玉野 |