|
〈掃海艇「あいしま」MSC-688 070526.高松〉 |
全長 | 54m |
全幅 | 9.4m |
深さ | 4.2m |
吃水 | 3.0m |
基準排水量 | 510t |
エンジン | 三菱6NMU-TA1型ディーゼル2基2軸 出力:1,800PS |
速力 | 14kt |
乗員 | 約45人 |
船型 | 長船首楼型 |
主要兵装 | 20mm多銃身機関砲×1、係維掃海具一式、感応掃海具一式、機雷処分具一式、機雷探知機一式、 情報処理装置一式、対水上レーダー1基 |
備考 | 1995年度から建造が始まった掃海艇。「うわじま」型の性能向上型で、排水量は20tアップした。ペルシャ湾掃海派遣部隊の教訓を生かして、イギリスやフランスなど掃海先進国の技術導入を図り、当時最新型の情報処理装置、機雷探知機および機雷処分具(PAP104mark5)を装備して機雷掃討能力の一層の向上させた。また、自動繰艦装置、バウスラスターなども装備している。 艦型が船首楼型から長船首楼型になり、煙突も2本になるなど、外形的にも従来の掃海艇とは多少変わったデザインになった。また自動繰艦装置、バウスラスター、シリング舵などの組み合わせにより、波に影響される事なく定点保持をはかる事ができる。 ペルシャ湾掃海派遣部隊の活躍はもとより、これまでも世界的に見て非常に高いレベルにあった海上自衛隊掃海部隊だが、どちらかといえばその装備は第2次大戦型で、隊員の練度の高さでそれを補っている面が強かった。本「すがしま」級の就役によって、ようやく装備面でも世界のトップレベルになったと言えるだろう。 2番艇の「のとじま」は2019年6月、広島県三原港沖を航行中に貨物線と衝突し、自力航行ができない状態となった。修理の期間と費用が膨大なものとなることから、修理を断念し2020年6月に除籍された。 |
艦記号・番号/艦名 | 起工 | 進水 | 竣工 | 建造所 |
MSC-681 すがしま | 1996.5.8 | 1997.8.25 | 1999.3.16 | 日鋼鶴見 |
MSC-682 のとじま (2020.6.12 除籍) |
1996.5.8 | 1997.9.3 | 1999.3.16 | 日立神奈川 |
MSC-683 つのしま | 1997.8.7 | 1998.10.22 | 2000.3.13 | 日立神奈川 |
MSC-684 なおしま | 1998.4.17 | 1999.10.7 | 2001.3.16 | 日鋼鶴見 |
MSC-685 とよしま | 1999.4.26 | 2000.9.13 | 2002.3.4 | 日立神奈川 |
MSC-686 うくしま | 2000.5.17 | 2001.9.17 | 2003.3.18 | USC京浜 |
MSC-687 いずしま | 2000.4.27 | 2001.10.31 | 2003.3.18 | USC京浜 |
MSC-688 あいしま | 2001.4.17 | 2002.10.8 | 2004.2.26 | USC京浜 |
MSC-689 あおしま | 2002.4.15 | 2003.9.16 | 2005.2.9 | USC京浜 |
MSC-690 みやじま | 2002.5.28 | 2003.10.10 | 2005.2.9 | USC京浜 |
MSC-691 ししじま | 2003.5.23 | 2004.9.29 | 2006.2.8 | USC京浜 |
MSC-692 くろしま | 2004.5.12 | 2005.8.31 | 2007.2.23 | USC京浜 |