護衛艦「いしかり」


〈護衛艦「いしかり」DE-226  040530.松山〉

諸元・性能
全長 85m
全幅 10.6m
深さ 5.9m
吃水 3.9m
基準排水量 1,290t
エンジン CODOG方式 川崎ロールスロイス・オリンパスTM3Bガスタービン1基、三菱6DRVディーゼル1基
2軸、出力:22,500PS
速力 25kt
乗員 90人
船型 中央船楼型
主要兵装 62口径76mm単装速射砲×1、ボフォースロケットランチャー×1、3連装魚雷発射管×2、SSMハープーン装置一式。
備考 当初、退役が始まっていた駆潜艇の代替えのPCE(沿岸哨戒艦)として計画されたが、次第に要求が拡大してDEとして建造された。設計の経緯から船形は海上自衛隊初の中央船楼型を採用、対水上レーダー、ESM、ミサイル警報装置などに多くの新しい電子装置を搭載している。対空レーダーは対シースキマー性能の優れた対水上レーダーOPS-28型を装備することによって省いている。主機は巡航用にディーゼル1基を、高速用にガスタービンを装備したCODOG方式で、海上自衛隊として初めての試みである歯車機構を介して動力分配を行なう2軸CPPとしている。海上自衛隊の護衛艦として初めてオットー・メララ76mm単装速射砲と、対艦ミサイル・ハープーン射撃指揮装置2型を装備した(同年度計画の「はつゆき」型にも装備されている)。第1甲板と艦橋構造物の間にもう一層設けられた構造物、艦の最後尾に搭載されたハープーンキャニスターなど、他の護衛艦とは一線を画する外形が特徴的である。
艦名は石狩川に由来している。就役から除籍まで大湊地方隊に配備され、2007年10月17日に除籍となった。

艦記号・番号/艦名 起工 進水 竣工 建造所
DE-226 いしかり
(2007.10.17 除籍)
1979.5.17 1980.3.18 1981.3.28 三井玉野


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左後ろ
〈040530.松山〉
煙突
〈040530.松山〉
艦橋構造物
〈040530.松山〉
マスト
〈040530.松山〉
艦橋
〈040530.松山〉