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〈ミサイル護衛艦「はたかぜ」DDG-171 080727.高松〉 |
全長 | 150m |
全幅 | 16.4m |
深さ | 9.8m |
吃水 | 4.8m |
基準排水量 | 4,600t(しまかぜ4,650t) |
エンジン | COGAG方式ガスタービン4基(ロールスロイス・スペイSM1A2基=巡航用、オリンパスM3B2基) 2軸、出力72,000PS |
速力 | 30kt |
乗員 | 260人 |
船型 | 遮浪甲板型 |
主要兵装 | 艦対空ミサイル・スタンダードSM-1(MR)×1、54口径5インチ単装速射砲×2、アスロックランチャー×1、高性能20mm機関砲(CIWS)×2、対艦ミサイル・ハープーン発射装置一式、3連装魚雷発射管×2、チャフ発射機×2 |
備考 | 「たちかぜ」型の後継として計画された海上自衛隊第3世代のミサイル搭載艦で、主機にCOGAG方式のガスタービンエンジンを採用。船体の形状は「たちかぜ」型と「はるな」型を踏襲しているが、主機にガスタービンを採用したため、煙突が大型1本となった。前方警戒能力向上を考慮してSAMを前部甲板に装備したので、波避けのため艦首部に他の護衛艦では見られないブルワークを持つのが特徴である。また前部甲板にSAM発射機、51番砲、アスロック発射機と兵装が集中しているため、艦橋構造物が他の護衛艦に比べてかなり艦の中央寄りに配置されている印象を受ける。 後甲板は哨戒ヘリの発着が可能なヘリ甲板が設けられているが、格納庫は無く固有のヘリ運用能力は持たない。また、対空誘導弾搭載護衛艦としては初めてSSMハープーン発射機を搭載し、対空専用艦から汎用化の色彩が濃くなっている。 本級は当初4隻の建造が計画されていたが、艦隊防空能力向上のため1988年度計画でイージス艦の導入が決まり、2隻の就役後建造計画は中止された。 2020年3月、イージス護衛艦「まや」の就役に伴って「はたかぜ」が練習艦へ種別変更となった。 |
艦記号・番号/艦名 | 起工 | 進水 | 竣工 | 建造所 |
DDG-171
はたかぜ (2020.3.19 練習艦へ種別変更) |
1983.5.20 | 1984.11.9 | 1986.3.27 | 三菱長崎 |
DDG-172 しまかぜ | 1985.1.13 | 1987.1.30 | 1988.3.23 | 三菱長崎 |