護衛艦「むらさめ」型


〈護衛艦「あけぼの」DD-108  040606.神戸〉

諸元・性能
全長 151m
全幅 17.4m
深さ 10.9m
吃水 5.2m
基準排水量 4,550t
エンジン COGAG方式ガスタービン4基(LM2500V2基、SM1CV2基)2軸 60,000PS
速力 約30kt
乗員 約165人
船型 平甲板型
主要兵装 76mm62口径単装速射砲×1、高性能20mm多銃身機関砲(CIWS)×2、短SAM VLS(Mk48)×1(16セル)、4連装SSM発射機×2、アスロックVLS(Mk41)×1(16セル)、3連装短魚雷発射管×2、哨戒ヘリコプター×1
備考 「むらさめ」型は「あさぎり」型に続く第三世代のヘリ搭載汎用護衛艦で、基本的装備は「あさぎり」型に準じているが、戦闘システム等は新世代の装備に対応して全面的に刷新されている。艦型はステルス性を考慮して船体や構造物に傾斜がつけられており、CIWSの装備位置も艦の前後に配置されるなど、より射界の確保がなされている。アスロック発射機と短SAM(シースパロー)発射機には汎用護衛艦として初めて垂直発射機構VLSが採用された。対艦ミサイルは護衛艦としては初めて国産の90式対艦ミサイル(SSM-1B)を搭載しているが、他の護衛艦と同様ハープーンの運用もでき、4連装のランチャーは両ミサイルの混載が可能である。
「あさぎり」型より排水量が約1,000t増大しているが、各システムや装備の省力化で乗員は逆に2割程度減っており、乗員居住区はベッドが2段化するなどゆとりあるものとなった(従来は3段)。ただし人員減となった事で、艦のペンキ塗りなど人の手が必要な作業に対する一人当りの負担は増えたという話もある。

艦記号・番号/艦名

起工

進水

竣工

製造所

DD-101 むらさめ

1993.8.18

1994.8.23

1996.3.12

石川島播磨

DD-102 はるさめ

1994.8.11

1995.10.6

1997.3.24

三井玉野

DD-103 ゆうだち

1996.3.18

1997.8.19

1999.3.4

住友重機浦賀

DD-104 きりさめ

1996.4.3

1997.8.21

1999.3.18

三菱長崎

DD-105 いなづま

1997.5.8

1998.9.9

2000.3.15

三菱長崎

DD-106 さみだれ

1997.9.11

1998.9.24

2000.3.21

石川島播磨

DD-107 いかづち

1998.2.25

1999.6.24

2001.3.14

日立舞鶴

DD-108 あけぼの

1999.10.29

2000.9.25

2002.3.19

石川島播磨

DD-109 ありあけ

1999.5.18

2000.10.16

2002.3.6

三菱長崎



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「はるさめ」
左前
〈040417.呉〉
「いなづま」
左後ろ
〈030727.和歌山〉
「いなづま」
左前
〈030727.和歌山〉
「いなづま」
左前
〈050723.呉〉
「あけぼの」
左前
〈030517.阪神〉
「ありあけ」
左前
〈040417.呉〉
「ありあけ」
左前
〈050723.呉〉
「いなづま」
錨甲板
〈080727.玉島〉
「いなづま」
艦橋構造物
〈080727.玉島〉
「いなづま」
マスト
〈030517.阪神〉
「いなづま」
マスト
〈080727.玉島〉
「いなづま」
第1煙突
〈030727.和歌山〉
「いなづま」
第1煙突
〈080727.玉島〉
「いなづま」
第2煙突
〈030727.和歌山〉
「いなづま」
第2煙突
〈080727.玉島〉
「いなづま」
給油プローブ・レシーバー
〈030517.阪神〉
「いなづま」
ヘリコプター格納庫
〈080727.玉島〉
「いなづま」
艦橋
〈080727.玉島〉
「いなづま」
操舵コンソール
〈080727.玉島〉
「いなづま」
海図盤
〈030727.和歌山〉
「いなづま」
幹部寝室
〈080727.玉島〉
「いなづま」
幹部寝室
〈080727.玉島〉
「いなづま」
応急指揮所
〈030517.阪神〉
「さみだれ」
応急指揮所
〈010825.呉〉
「いなづま」
食堂
〈030727.和歌山〉
「いなづま」
艦内通路
〈030517.阪神〉
「さみだれ」
艦内通路
〈010825.呉〉