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〈080720.呉〉 |
全長 | 133m |
全幅 | 17.4m |
深さ | 8.6m |
吃水 | 5.7m |
基準排水量 | 4,500t |
エンジン | 川崎MANV8V22/30ATL型ディーゼル4基2軸、可変ピッチプロペラ 出力:8,800PS |
速力 | 17kt |
乗員 | 約120人 |
船形 | 長船首楼型 |
主要装備 | 敷設装置一式 |
備考 | 敷設艦「つがる」の代替として計画された艦で、ハイドロフォンなどの水中音響機器とその海底ケーブルの敷設、揚収、修理を任務とする。本艦の外見上の特徴と言える艦首のバウ・ガントリー、バウ・シーブを使ってケーブルの敷設と修理を行ない、艦尾の敷設装置はケーブルに張力をかけずに一定速度の長距離連続敷設等が容易に実施できる。また、漁船の底引き漁具やアンカーからケーブルを保護するため、海底の泥中への埋設装置も付けている。敷設作業は2〜6ノットの低速で行なうが、微妙な速力調整を行なうため推進器を可変ピッチプロペラとし、潮流などに影響されずに艦位を保持するため艦首・艦尾にサイドスラスターを設けている。敷設作業の一環として海底調査、位置の確認等を行なう必要があるため、精密測探儀、採水器、採泥器、測温器、潮流計など各種の海洋観測装置、および航法援助装置として衛星航法受信機、オメガ、デッカ、ロランCなどを装備して正確な敷設ルートを決定する。さらに作業能率向上のため各種装置の自動集中制御化がはかられている。長時間連続敷設作業を行なう関係上、乗員の居住性向上がはかられ、居住区は8人部屋2段ベッドを標準とするほか、食堂や浴室などのスペースも護衛艦に比べて大きくなっている。 2012年4月4日に除籍。後継艦は2013年3月に就役したASR-483で、艦名は「むろと」を引き継いだ。 |
艦記号・番号/艦名 | 起工 | 進水 | 竣工 | 製造所 |
ARC-482 むろと (2012.4.4 除籍) |
1978.11.28 | 1979.7.25 | 1980.3.27 | 三菱下関 |
艦首バウ・ガントリー、バウ・シープ (080720.呉) |
艦橋構造物 (080720.呉) |
1号浮標(左) 2号浮標(右) (080720.呉) |
浮標ダビット (080720.呉) |
マスト (080720.呉) |
主錨 (080720.呉) |
防舷材 (080720.呉) |
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