補給艦「ましゅう」型


〈補給艦「ましゅう」AOE-425  050809.境港〉

諸元・性能
全長 221m
全幅 27m
深さ 18m
吃水 8.0m
基準排水量 13,500t
エンジン ガスタービン川崎SM1C 2機2軸 40,000PS
速力 24kt
乗員 約145人
船型 船首楼甲板型
主要装備 洋上補給装置一式、補給品艦内移送装置一式
備考 護衛艦の長期行動化、大型化、ガスタービン化による船舶燃料、ヘリ搭載による航空燃料、弾薬、糧食などの所要量の増大に対応可能な「とわだ」型の拡大改良型で、補給能力の大幅な向上が最大の特色の第4世代補給艦。船体構造は一般商船のタンカーに準じているが、船首楼甲板型で、後部は繋留作業用の甲板が上甲板の一層下にある。片舷3基ずつ、計6基のデリックポストは前、後部の4基が燃料補給用、中央の2基が弾薬・食料等のドライカーゴに割り当てられている。艦橋構造物はステルス性を考慮して傾斜した形状となっている。後部の甲板は大型ヘリコプターMH-53Eなどの発着が可能なようにゆとりあるスペースとなり、ヘリ用の格納庫も設けられた。また護衛艦のミサイル化に伴い、移送用ウインチ、デリックポストの能力向上がはかられているほか、自艦の大型化に伴い、出入港作業など運用作業の機械化をはかるなど、省力化に努めている。なお、CIWSなどの対空火器の装備も可能な設計となっているが、現状では未搭載である。災害派遣も考慮して45床のベッドを備えた病室をはじめ、外科・内科・歯科・集中治療室も設けられている。

艦記号・番号/艦名 起工 進水 竣工 製造所
AOE-425 ましゅう 2002.1.21 2003.2.5 2004.3.15 三井玉野
AOE-426 おうみ 2003.2.7 2004.2.9 2005.3.3 USC舞鶴


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「ましゅう」
左前
(050809.境港)
「ましゅう」
左前
(050809.境港)
「ましゅう」
右後ろ
(050809.境港)
「ましゅう」
左後ろ
(050809.境港)
「ましゅう」
艦橋構造物
(050809.境港)
「ましゅう」
デリックポスト
(050809.境港)