水温記録器巻揚機


〈護衛艦「やまゆき」の水温記録器巻揚機  080518.玉野〉

諸元・性能
備考 現代の海軍にとって海洋のデータは各種作戦の立案や遂行に欠かせないもので、特に対潜水艦戦には重要である。一般的に海水の温度は表面が高く深度が増すごとに低下するが、水深に正比例するわけではなく、海水の温度層が不規則に存在して音波の伝播を妨げ、ソナーの効果を低下させる要因になっている。海上自衛隊では海洋データを収集するために「すま」などの海洋観測艦を運用しているが、護衛艦にも水温記録器を装備して、必要に応じてデータをとっている。上の写真の水温記録器巻揚機は、水温記録器を投入、揚収するための装置である。



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