NORA-1 スーパーバード衛星通信用アンテナ


〈試験艦「あすか」のNORA-1スーパーバード衛星通信用アンテナ  180520.玉野〉

諸元・性能
備考 艦艇用衛星通信システム用の衛星通信アンテナで、1985年度計画の「あさぎり」型護衛艦に初めて実装備された。
艦艇用衛星通信装置 J-SAT(Japan Satellite)は静止衛星(スーパーバード)を使って艦艇と陸上基地、艦艇同士の間で通信を行なうための装置である。J-SATを使ってできる通信には以下の4種類がある。
●衛星電話
●テレタイプ通信
J-SAtを通じて流れている情報を常にキャッチし、またこちらからも情報を送信する。
●ファックス通信
陸上基地や艦艇との情報交換をファックスを使って行なう。
●ボイスネット
作戦行動中、指揮官が各艦に指示を出す時などに使用する。

スーパーバードは赤道上空36,000kmで地上、洋上からの電波を中継しており、艦艇に装備されたスーパーバード衛星通信アンテナ(J-SAT送受信アンテナ)はこれを受信したり、送信するためのアンテナである。艦の左右に取り付けられているこのアンテナはスーパーバードを自動追尾しており、常にどちらかのアンテナがスーパーバードと向かい合っている。



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「あけぼの」のNORA-1スーパーバード衛星通信アンテナ
(030517.阪神)
「くらま」のNORA-1スーパーバード衛星通信アンテナ
(090719.高知)
「いせ」のNORA-1スーパーバード衛星通信アンテナ
(120712.坂出)
「いせ」のNORA-1スーパーバード衛星通信アンテナ
(120712.坂出)
「かが」のNORA-1スーパーバード衛星通信アンテナ
(191103.呉)
「しもきた」のNORA-1スーパーバード衛星通信アンテナ(020911.玉野)