対空レーダー AN/SPY-1D


〈イージス艦「こんごう」のAN/SPY-1D  040417.呉〉

諸元・性能
水平ビーム捜索範囲 360度
垂直ビーム捜索範囲 水平〜天頂
備考 イージス艦「こんごう」型、「あたご」型、「まや」型に装備されている多機能フェーズド・アレイ・レーダーで、米海軍の「タイコンデロガ」級イージス巡洋艦に搭載されたSPY-1A/Bの駆逐艦向けバージョンである。
八角形の平面レーダーが4面艦橋に固定されており、1面で90度をカバーし、4面で全周360度を網羅する。フェーズ・シフター(位相変換器)と呼ばれるアレー(アンテナ素子)集合体で構成され、本体は回転する事なく、レーダー波の照射方向を電気的に変化させ走査する。探知距離は数百km以上。同時に200個以上の目標を探知、識別、追尾できるとされ、数千分の1秒以下で360度走査が可能と言われる。「あたご」型、「まや」型にはSPY-1Dから改良されたSPY-1D(V)が搭載されている。



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「きりしま」の
SPY-1D
(190713.高松)
「あしがら」の
SPY-1D(V)
(090719.高知)
「あしがら」の
SPY-1D(V)
(090719.高知)