対空レーダー SPS-52


〈護衛艦「あさかぜ」搭載のSPS-52B  030727.和歌山〉

諸元・性能
構成 コンピュータ、レーダーレシーバー、レーダートランスミッター、パワーディストリビューションユニット、ビデオエクストラクターコントロールグループ、ターミナルボックス、アンテナグループAN/SPA-72B
備考 アメリカが開発した対空捜索用の三次元レーダーで、電子スキャニングの超高速走査性を垂直方向に応用している。海上自衛隊では初期のミサイル護衛艦「あまつかぜ」から「たちかぜ」型「はたかぜ」型に搭載されている。
フェイズドアレイ空中線によってペンシルドームが形成され、仰角方向のビームは電子走査、方位方向は回転式の機械的走査が行なわれ、一個のアンテナで方位、距離、高度を立体的に測定し、一度にその情報をスコープへ映像で表示することができる。また、パルス圧縮方式で性能の向上も図られている。これらの情報は、レーダー指示機、情報処理装置に送られ、射撃指揮装置(MFCS、GFCS)のセンサーとしての役割も果たす。「たちかぜ」型にはSPS-52B、「はたかぜ」型にはSPS-52Cが搭載されている。



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「あさかぜ」搭載のSPS-52B 背面
〈030727.和歌山〉
「はたかぜ」搭載のSPS-52C
〈040417.呉〉