SPG-62 射撃指揮装置


〈護衛艦「こんごう」搭載のSPG-62  050816.高知〉

諸元・性能
周波数範囲 Jバンド
製作 レイセオン社、ロッキードマーチン社
備考 SPG-62はイージスシステム搭載護衛艦に装備されているスタンダードミサイルの誘導用イルミネータで、イージスシステムに属するFCS Mk-99の一部である。スタンダードミサイルは目標に近づくまではSPYレーダを介して誘導されるが、目標に近づいてからはWCS制御による終末誘導が行なわれる。その際、SPG-62は目標に対して電波を発射し続け、ミサイルはシーカーを作動してこの電波の反射波を受信して目標に命中する。
SPG-62は艦に3基装備されているので、同時に誘導できるミサイルは3発までであるが、ミサイルが目標に命中するとイージスシステムはすぐに次の脅威を判断し、新たな目標に対してSPG-62を指向させる事ができるため、イージス艦は3発以上のミサイルを連続発射することが可能となっている。



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「ちょうかい」の
後部SPG-62
(040417.呉)
「あしがら」の
前部SPG-62
(090719.高知)
「あしがら」の
後部SPG-62
(090719.高知)
「きりしま」の
前部SPG-62
(190713.高松)
「きりしま」の
前部SPG-62
(190713.高松)