|
〈救命浮舟MK-4 030420.小松島〉 |
備考 | ここでは遭難した航空機パイロットの救命装備を取り上げた。(下のサムネイルに連動) ●救命浮舟 航空機に搭載され、遭難したパイロットが生存するための物で、炭酸ガスで膨らむ。 MK-4は4人乗り、PK-2は1人乗りである。 ●補充ポンプ 浮舟の補助充気用として使用。 ●レーダー反射器 レーダーによる発見を容易にするために使用する。住友電機工業製。 ●号笛 夜間等において、救助船などの注意を引くため、あるいは四散した搭乗員の集合用に使用。 ●反射鏡 日光に反射させて、航空機または艦船に位置を知らせるために使用。 ●救命胴衣灯 リチウム電池を使用したストロボライトで、夜間等に生存者の位置を表示する。 ●救命糧食 漂流中の体力保持用として使用する。 ●携帯電灯 夜間、信号用または遭難者同士の表示として使用する。国際化工(株)製。 ●信号筒救難用 昼間または夜間において煙および閃光を発する事により所在を救難機等に知らせる。 昼間用は赤い煙、夜間用は赤い閃光を発する。燃焼時間は約70秒。 ●海面着色剤 救命胴衣で漂流中、海面を黄緑色に着色し、航空機からの視認を容易にするための着色剤。 ●オール 3本柄つなぎ式アルミ合金で片面に蛍光塗料塗布、漕舟用のほか信号用、支柱としても使用する。 ●ポーリン 日光、風雨からの保護、飲料水(雨水)の収集、信号およびカモフラージュに使用する。 国際救助法による対空信号法(折たたみによる)が裏面に表示されている。 ●緊急脱出用呼吸器 回転翼機および救難飛行艇の不時着水時に、搭乗員が水中から脱出する際に使用する小型の 呼吸装置。 ●方位磁石 水密性で、文字などは夜光塗料で表示される。 ●救命かいろ(救命保温具CH-LLB)〈(株)ケミック製〉 金属の酸化熱を利用して暖をとり、遭難者の体温保持を助けて生存時間延長のために使用する。 ●救命水〈日本救命器具(株)製〉 飲料水として使用するが、漂流中は雨水を採取して、できるだけ救命水の節約をはかる。 ●救急箱 詳細は不明。見たところでは包帯や絆創膏、イソジン消毒薬、錠剤などが入っている。 ●救命胴衣LPU-N1 航空機に乗るとき常時装備し、海に遭難したとき救命具として水に浮くためのもので、 炭酸ガスにより膨らむ。 ●耐寒耐水服1型改 航空機搭乗員が寒冷水域で遭難した場合に寒風・冷水によって多量の体温が奪われる事を 防止する。保命時間には個人差があるが、水温4℃の時約1.5時間の保命が可能とされる。 ●生存マニュアル 救命装備、および生存のためのマニュアル。全ページに「苦境を打開して栄光ある生還へ」「救助は必ずやってくる」という標語が印刷されている。 ●救命かいろ 金属の酸化熱を利用して暖をとり、遭難者の体温保持を助けて生存時間延長のために使用する。 |