音響掃海具


〈掃海艦「つしま」搭載の71式音響掃海具発音体S-2  050527.高松〉

諸元・性能
備考 音響掃海具は音響機雷に対処する掃海具で第二次大戦中に開発された。音響機雷は航行中の艦船が発生させるノイズに感応して爆発するもので、音響掃海具はこのノイズを機械的に発生させて誘爆させる装置である。上の写真は音響掃海具の発音体で、開発名称はS-2と言う。1971年に制式化され「七一式掃海具」と呼ぶ。1個の発音体で低周波と中周波の同時発生が可能で、それ以前の音響掃海具に比べ掃海高率が向上している。ちなみに発音体の正面に付いている円状の部分が中周波発音部、側面の円状の部分が低周波発音部である。S-2の重量は約1,800kgで、サイズ0のフロートに吊り下げ、パワーケーブルをつないで曳航する。


サムネイルをクリックすると大きい写真が見れます。(新規ウインドウで開きます)