係維掃海具


〈フロートサイズ4(掃海艇つきしま搭載) 030517.阪神〉

諸元・性能
備考 海中に敷設された係維機雷を処分する方法には掃海と掃討がある。このうち掃海については、海上自衛隊は「67式普通掃海具」を用いる。この装備は中型掃海艇用のもので、機雷の係維索を切断するカッター、沈降器、展開器、フロートで構成される。掃海索は450mでその展開幅は約300m、掃海深度は約60mといわれ、掃海速力8ノットで直径12mmの係維索を切断できる。

(下記サムネイルに連動)
●沈降機:カイトあるいはデプレッサーとも呼ばれる。掃海速度と沈降機曳索の長さで
 掃海深度を保持する。
●歯板型(機械式)端末カッターMk-9:ノコギリ状の歯板によって、係維機雷の係維索を
 切断する。
●爆破型(火薬式)中間カッターMk-12:火薬の力によりタガネを射出し、係維機雷の
 係維索を切断する。



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掃海艇「つきしま」搭載の沈降機(カイト)
(030517.阪神)
歯板型端末カッター
MK-9
(040529.高松)
歯板型端末カッター
MK-9
(050521.玉野)
歯板型端末カッター
MK-9 歯板
(050521.玉野)
爆破型中間カッター
MK-12
(040529.高松)
爆破型中間カッター
MK-12 タガネ部
(050521.玉野)
掃海艦「つしま」搭載の深深度用フロート
(050527.高松)
掃海艦「つしま」搭載の深度測定用曳航体
(050527.高松)
フロート/サイズ4
(070503.呉史料館)