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〈XUS-2 初号機(防衛庁技術研究本部)#9901 040912.岩国〉 |
全長 | 33.25m |
全幅 | 33.15m |
全高 | 10.06m |
最大速度 | 555km/h |
巡航高度 | 6,000m |
製作 | 新明和工業(部分担当として三菱重工・日本飛行機・川崎重工等) |
備考 | US-1Aの後継機として開発された新型の救難飛行艇。高い洋上離着水能力を持つUS-1Aの性能を継承しながら、より高い飛行性能を得るためにエンジンを改装、新型の6枚プロペラを装備した。エンジン音はUS-1Aに比べて格段に静かな印象を受ける。また操縦系統にはフライ・バイ・ワイヤが採用され、US-1Aに比べてよりパイロットの負担が軽減されたほか、天候や飛行高度に関係なく患者の安定的な搬送飛行ができるように機内の与圧化も実現した。機首に格納式のFLIR(赤外線監視装置)を装備している(下記サムネイル参照)。 1号機および2号機が防衛庁の技術研究本部に配備され、第51航空隊が岩国航空基地において運用テストを繰り返していたが、2007年3月に第71航空隊へ正式配備され、名称もXUS-2(US-1A改)からUS-2となった。 2009年2月に、量産型初号機となる3号機(#9903)が防衛省に納入された。量産機は試作機のような白ベースの塗装ではなく、濃紺の洋上迷彩が施されている(下記サムネイル参照)。 |