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〈第1航空群/第1航空隊(鹿屋航空基地)#5044 040429.鹿屋〉 |
全長 | 35.6m |
全幅 | 30.4m |
全高 | 10.3m |
自重 | 31t |
全備重量 | 56t |
乗員 | 11人 |
エンジン | 4基 名称:T56-A-14(T56-IHI-14) 出力:4,910ESHP×4 |
最大速度 | 395kt |
巡航速度 | 335kt |
航続距離 | 3,830km |
実用上昇限度 | 8,780m |
製作 | 川崎重工(ライセンス生産)、石川島播磨重工(エンジン) |
備考 | 米国ロッキード社の旅客機エレクトラを原形として開発された対潜機P-3A「オライオン」のエンジンや各種搭載機器を新型にした発展型。長距離、長時間の哨戒能力と各種装備の搭載量も大きく、世界でもトップクラスの対潜機として米海軍をはじめ多くの国で使用されている。 海上自衛隊の保有するP-3CはアップデートIIIAで、レーダー、ESM、赤外線探知システムなど各種の対潜捜索・探知装備とこれらの情報を総合的に処理する大型デジタル・コンピュータを搭載し、対潜爆弾、魚雷、対艦大型ミサイルなどの大型武器も搭載できる。 以前は「対潜哨戒機」という名称で呼ばれていたが、現在は単に「哨戒機」と呼称されているようだ。#5089以降の機体、およびそれ以前の改修された機体には衛星通信用のフェアリングが機体上部に搭載されている。また#5001〜#5045までは左翼付け根にESMポッドを搭載、#5100、#5101および改修された機体は新型のESMポッドを装備する。カラーリングは長らくホワイト/グレーのツートンだったが、2000年からIRANに入った際に機体をグレー1色のロービジ塗装に塗り替えている。 2009年6月より、海上警備行動に基づくソマリア沖・アデン湾の海賊対処任務に派遣されており、これが海自P-3Cの初の海外実動任務となった。 後継機として4発ジェットエンジンを搭載したP-1哨戒機が2012年度末から配備開始となり、P-3Cも随時退役が進んでいる。 |