99式 自走155mm榴弾砲


〈富士教導団/特科教導隊/第3中隊(富士駐屯地)#96-7004  040828.総火演〉

諸元・性能
乗員 4人
全長 11.3m
全幅 3.2m
全高 4.3m(積載状態)
全備重量 40.0t
旋回性能 超信地
速度 49.6km/h
最大射程 30,000m
発射速度 18発以上/3分間(最大)
エンジン 水冷4サイクル直列6気筒ディーゼル機関  出力:600PS
製作 日本製鋼所(砲塔)  三菱重工業(車体)
備考 野戦特科部隊に装備する最新の自走榴弾砲。1985年度から研究試作を開始、1999年度に制式化され調達が開始された。陸上自衛隊では北部方面隊の榴弾砲を全て自走化させる計画で75式自走155mm榴弾砲を集中配備していたが、時が進むにつれ射程などの面で陳腐化してきた(射程については本州以南に配備されたFH-70にも劣る)事から、新たに30kmの射程を持つ自走榴弾砲として開発されたものである。
特徴的な多孔式マズルブレーキを備えた主砲は口径こそ75式自走155mm榴弾砲と同じだが、砲身長は52口径となり射程も約1.5倍に延びた。また、75式では砲弾のみが自動装填で装薬は人力によって装填されていたが、99式ではこれも完全自動化され乗員数は75式の6名に対して99式では4名に省力化された。
車体は89式装甲戦闘車のものをベースに転輪をひとつ加えて延長、その上に大型の砲塔を搭載している。後方に99式弾薬給弾車を配して持続的に弾薬の補給を受けることもできる。
99式自走155mm榴弾砲の射撃統制装置は新野戦特科射撃指揮装置(新FADAC)とリンクできる高度なものが搭載されており、これにより射撃指揮所から遠隔操作による射撃管制を行なうことができる。
このように高性能を誇る99式自走155mm榴弾砲であるが、それゆえに高額でもあり、年間の調達ペースは数輛に留まっている。2010年現在では第7特科連隊と第2特科連隊の2個大隊、および特科教導隊の1個中隊が配備する程度である。
公募によって「ロングノーズ」という愛称がついているが、部隊では「99式15榴」などと呼ぶのが通常のようだ。


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右前
(040718.富士)
右前
(040828.総火演)
右前
(090830.総火演)
左前
(090830.総火演)
左前
(040718.富士)
左側面
(040828.総火演)
左後ろ
(040718.富士)
右後ろ
(040718.富士)
後部・砲塔旋回
(040828.総火演)
右前
(050827.総火演)

前照灯等
(040718.富士)
マズルブレーキ
(040828.総火演)
排煙器
(090830.総火演)
ガンロッキングアーム
(050827.総火演)
ガンロッキングアーム
(090830.総火演)
駐退複座機
(090830.総火演)
パノラマ照準眼鏡
(090830.総火演)
バスケット・装備品収納箱
(090830.総火演)
自動弾薬給弾装置
(090830.総火演)
左尾灯等
(090830.総火演)
右尾灯等
(040718.富士)
起動輪
(040718.富士)
転輪
(040718.富士)
誘導輪
(040718.富士)
実弾射撃
(090830.総火演)