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〈用途廃止展示車輌 030118.陸上自衛隊広報センター〉 |
全長 | 5.80m |
全幅 | 2.90m |
全高 | 2.39m |
全備重量 | 16.5t |
最高速度 | 50km/h |
乗員 | 4人 |
最大射程 | 14,500m |
製作 | 小松製作所(車体) 日本製鋼所(砲・砲塔) |
備考 | 野戦特科部隊が装備する、1974年に仮制式化された戦後初の国産自走榴弾砲で、回転砲塔、水上浮航能力等の特徴がある。が、自走砲を155mmクラスで統一することになり、生産は20台ほどで打ち切られ、1999年度末をもって全て退役している。現役時代は北海道の第117特科大隊に集中配備されていた。 車体・砲塔ともにアルミ合金製の溶接構造で、車体前部左側に操縦手席、右側に機関室があり、後部に搭載された全周旋回式の砲塔では前部右側に照準手(砲手)、その後方に砲班長(車長)、左側には装填手が位置する。砲は戦後初の純国産品の30口径105mm砲で、俯仰角は約-6〜+73度、最大射程は74式榴弾(長射程弾)と9号装薬の組み合わせで約14,500mである。最大発射速度は毎分10発で、携行弾数は43発となっている。また、エンジンや変速機等に73式装甲車のコンポーネントが多数流用されている。 |