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〈第3師団/第7普通科連隊/第4中隊(福知山駐屯地)J25A #01-4443 081116.福知山〉 |
全長 | 3,750mm |
全幅 | 1,650mm |
全高 | 1,950mm |
全備重量 | 1,450kg |
最高速度 | 110km/h |
エンジン | 水冷4サイクル4気筒ディーゼル機関 |
製作 | 三菱自動車工業 |
備考 | 自衛隊発足当初から運用されていた小型汎用車両を、1973年にホイールベースを延ばして車体を延長し、ディーゼルエンジンを採用したのがジープ型の73式小型トラックである。機関銃や無反動砲、対戦車ミサイルを装備したものや無線車、地上レーダー車など様々な装備のプラットフォームにもなっており、非常にバリエーションに富んでいる。 自衛隊の車輌、と聞いて最初に思い浮かぶのはやはりこのジープタイプの73式小型トラックだろう。 生産順にJ24A、J23A、J25Aの3タイプがあるが、1997年で調達が終了し、耐用年数が過ぎたものから逐次廃車となっている。下記の〈お寄せいただいた情報〉に記されているように、J24Aは既にほぼ全数が退役済みのようだ。2009年現在で見られるのはその後継のJ23A、および更に後継のJ25Aであるが、この2種は外見はほとんど一緒なので一見して見分けがつかない。見分ける方法としては前輪のフェンダー上に設置されている吸気口とソケットの位置で、右に吸気口、左にソケットという配置の方がJ23A、その逆がJ25Aである。また、J25Aの方は前面のラジエーターガード奥に、長方形のインタークーラーが取り付けてあるのが視認できる。後継のパジェロタイプはなにか民間車輌のようなイメージがあるが、こちらの旧型はこれぞ軍用!というスタイルがとてもよい。 〈お寄せいただいた情報〉 J24・J23とあるが、防衛庁仕様は23A/24A/25Aと付く。 他に無反動砲搭載車はM、レーダー装置搭載車はGE、MAT搭載はPなどバリエーションが多様である。ちなみに現在はJ24Aはそのほとんどが退役しているはず。 また1973年制式でディーゼルエンジンを採用・・・・となっているが、 これ以前のJ54A/M/Pシリーズにも「4DR5」を代表とするエンジンが搭載されている。 「4DR5」はそのまま73式(J24A)へと受け継がれた。 J23Aでターボ化、J25Aでインタークーラー付と仕様変更されている。 |