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〈第13旅団/第13戦車中隊(日本原駐屯地)#91-8344 061112.海田市〉 |
乗員 | 12人 |
全長 | 5.80m |
全幅 | 2.90m |
全高 | 2.21m |
最低地上高 | 0.40m |
全備重量 | 約13.3t |
回転半径 | 約7.5m |
最高速度 | 約60km/h |
浮航速度 | 約6km/h |
行動距離 | 約300km |
エンジン | 空冷2サイクル4気筒ディーゼル機関 300PS/2,200rpm |
武装 | 12.7mm重機関銃×1 74式車載7.62mm機関銃×1 |
製作 | 三菱重工業 小松製作所 |
備考 | 60式装甲車の後継として開発された、主として普通科隊員の戦場機動に使用する路外機動力に優れた装甲人員輸送車。基本的な構造は60式装甲車を踏襲しているが、車体は大型化しており、乗員の居住性は向上している。車体はアルミ合金製で、前部右側が操縦手席、左側が前方銃手席、両者の後方中央部が車長席となっている。エンジンは車体中央部左側、その右側に12.7mm重機関銃の銃手席があり、後部は兵員室となっている。通常の乗降に使われる後部の観音開きハッチに加え、車体上面にも両開きのハッチが備えられている。 武装は前部に74式7.62mm車載機関銃と、銃手用キューポラに12.7mm重機関銃が装備されており、この12.7mm重機関銃は車内から遠隔操作を行なう事ができる。また、後部兵員室には車体側面に各2基、後部ドアに2基のT字型の射撃ポートがあり、車内から車載火器および個人携行火器を射撃できる。 操縦装置は油圧サーボ式のパワーステアリングが採用され、60式装甲車に比べ格段に操縦しやすくなった。また、NBC防護装置も標準装備されている。さらに本車は履帯による推進で浮航が可能となっているが、浮航フロートの取付に約30分の時間を要する上、これらの浮航キットも標準搭載されているわけではない。1973年に仮制式として制定、1974年から装備され、最終的に338輛が生産された。 本車の車体を用いた派生型には、75式自走地上風測定装置、76式対砲レーダ装置があり、また本車をベースに開発された車輌としては74式自走105mm榴弾砲、75式130mm自走多連装ロケット弾発射機がある。 |