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〈第3師団/第7普通科連隊/第1中隊(福知山駐屯地)#05-0229 051120.福知山〉 |
愛称 | ライトアーマー |
乗員 | 4人 |
全長 | 4.4m |
全幅 | 2.04m |
全高 | 1.85m |
空車重量 | 約4.5t |
最低地上高 | 0.41m |
登坂能力 | tanΘ60% |
最高速度 | 100km/h |
行動距離 | 500km |
製作 | 小松製作所 |
備考 | 主として戦略機動および戦場機動などに使用される車輌で、普通科部隊に装備される他、最近では各師団・旅団偵察隊にも配備が進められている。固有の搭載火器はないが、普通科部隊などが装備する5.56mm機関銃の車載射撃および軽対戦車誘導弾の車上射撃が可能である。基本性能は高機動車に近いが、車輌そのものが装甲化されている点が大きく異なる。 軽装甲機動車にはいくつか異なるタイプがあり、発煙弾発射機が搭載された小隊長車、車体上面がフラットになった01式軽対戦車誘導弾搭載車、防盾のついた5.56mm機関銃搭載車、車体上面後部に雑具ラックの付いたもの(偵察隊はこの仕様が多い)、車体後部に牽引フックの付いたもの、通信機を搭載しアンテナの形状、取付位置が異なるもの等、注意して見るといくつかのパターンがある事に気付く。また防弾窓の枠も後に改良が加えられており、フラットなものと鋲が打たれたものが存在する。 装甲車輌とはいえ比較的軽量なため、CH-47Jによる吊り下げ空輸も可能になっている。 公募によって「ライトアーマー」という愛称が付いているが、部隊では“Light Armoured Vehicle”の頭文字をとった「LAV(ラヴ)」という略称が、そのまま通称となっている。 ここに掲載されている写真のうち陸上自衛隊広報センターに展示されているものは試作車で、実車とは細部が異なる。 2004年1月からイラク復興支援のためにサマワに派遣された車輌には、車体上部に後付けの箱型防盾や起倒式のワイヤーカッターも装備されている。(下記サムネイル参照) 陸上自衛隊では2016年までに1,800両以上が調達され、航空自衛隊でも2004年度から部隊配備が開始された。 〈お寄せいただいた情報〉 軽装甲機動車は、平成14年度に102両を取得。平成15年度には、149両を取得予定。乗り心地は高機動車並みで、高機動車よりも防音性能に優れていて車内は非常に静かである。助手席側からエンジンの点検ができる構造になっているがエンジンを動かした状態で点検口を開けると車内にエンジン音が響き、防音性がいかに優れているか体験できる。軽装甲機動車は全部で7種類ある。 |