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〈第13旅団/第8普通科連隊/本部管理中隊/情報小隊(米子駐屯地) 030907.米子〉 |
全長 | 2,165mm |
全幅 | 860mm |
全高 | 1,210mm |
重量 | 121kg |
最高速度 | 135km/h |
乗員 | 1人 |
製作 | ホンダ技研工業 |
備考 | 主要国の軍隊で偵察用にオートバイを使う国は少ないが、陸上自衛隊では師団(旅団)偵察隊で第7師団を除いて偵察オートバイを使用している。オフロード車ならではの軽快な機動性を活かしてあらゆる地形を走破し、敵陣深くに進出して情報を収集する事を目的とする。また偵察隊だけではなく普通科、特科の情報小隊や戦車中隊の偵察小隊、偵察隊のコア部隊などでも運用されている。 基本的な構造は市販車と同じだが、網状のライトガードやステップ前方に頑丈なエンジンガード、また車体後方に無線機用ラックが取り付けられている。 ホンダXLRは新しい排ガス基準をクリアできない事から生産が終了し、ここ数年で後継車種のカワサキKLXに更新が進みつつある。 駐屯地記念行事の際に行なわれる訓練展示では、傾斜台を用いたジャンプや、走行しながらの小銃射撃、車体の片側に身を隠しての曲乗りなど、実に華麗な技の数々が披露される。実戦でこのような乗り方をするかどうかはわからないが、偵察隊のオートバイ隊員がかなり高い技術を有しているのは事実のようだ。 |